キング・ムエ佐藤孝也氏がムエタイで勝つ為の100の法則をキング・ムエ日記に書いている。
ムエタイを知らない人にも知っている人にも読んで欲しい内容だ。
今回のサブタイトルは~対タイ人選手攻略に有効な技~
その⑦はこちら~セーンマニーの強さから見る、サウスポーの特性~
その14はこちら~メジャースタジアムのチャンピオンになるには?~
その16はこちら~グーにはパー、パーにはチョキ、チョキにはグー~
その19はこちら~一番ダメなのは動きの美しさがないこと!?~
その20はこちら~7/29(金)福田海斗VSトゥッカターペット戦の判定について~
その21はこちら番外編 ~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて~
その22はこちら番外編 ~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて(中編)~
その23はこちら番外編 ~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて(後編)〜
その24はこちら~タイ人潰し・・・ローキックとフットワークの2段構え~
その25はこちら〜わかりにくい(と言われる)ムエタイの判定をわかり易く~
その26はこちら〜ムエタイのエッセンスがぎっしり詰まったこの試合~
(下記キング・ムエ日記「ムエタイ最前線」より)
2016年12月01日
ムエタイで勝つ為の100の法則28
前回、対タイ人には左ボディが有効という記事を書きました。
で、もう一つの必殺技ですが、それは、
左ローキック(相手のバックにある足へのローキック)。
最近の選手は上手に蹴りますよね。
名古屋JKF時代からの言い方では、奥足ローキックとも言います(構えた時に相手の奥にある足を狙うから)。
この奥足ローキック、
実際に喰らったことのある選手ならばわかると思いますが、一発クリーンヒットすればそれだけでかなりのダメージを負います。
前足(オーソドックスならば左足)はパンチで踏み込んだりしますから、膝が曲がった状態で踏ん張ることがあります。大腿四頭筋に力が入るためローをもらってもまだダメージを受けにくい。
ただし、
奥足は重心が乗ることがあっても、足裏全体に重心が乗り、膝が曲がった状態で踏ん張ることはほとんどありません。
その状態、力が入っていない状態で喰らうと本当に効いてしまうのです。
特にタイ人選手はミドル・ヒザを蹴ることが多いので、重心が高い傾向にあります。大腿四頭筋により力が入りにくい。
しかも、
奥足を狙ってローを蹴る、という概念自体タイ人選手には薄いのかな、と感じることがあります。
サウスポーVSオーソドックスならば大いにありますが。
左ローに対するスネブロックの角度やタイミングが合わないことが多い。
左を蹴るならミドルだろっ!的な考えが根底にあるのでしょう。
ただ、
これはあくまで対タイ人に当たりやすいというだけであって、ムエタイで勝つにはその使い方が重要。
完全にダメージを与えてあとは倒すだけ、のような場合なら蹴り続けても良いかもしれませんが、
やはりムエタイで勝つにはミドル・ヒザの攻防は欠かせません。
その攻防で優位に立つためにダメージを与えておく、そんな使い方が妥当なんだろうと思います。
その左ローが上手いのは梅野選手。
ちなみに、
「いい左ローないかなぁ」とYouTubeを探していたら、左ローではありませんが右ローの蹴り合いが出てきたのでオマケに貼っておきます。セクサンVSソンコム戦。
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