【ムエタイ】ムエタイで勝つための100の法則⑩~地味だけど必ずポイントになる技~

キング・ムエ佐藤会長がムエタイで勝つ為の100の法則をキング・ムエ日記に書いている。

ムエタイを知らない人にも知っている人にも読んで欲しい内容だ。

今回のサブタイトルは~地味だけど必ずポイントになる技~ 

その①はこちら

その②はこちら

その③はこちら

その④はこちら

その⑤はこちら

その⑥はこちら

その⑦はこちら~セーンマニーの強さから見る、サウスポーの特性~

その⑧はこちら~サウスポー攻略法を考える~

その⑨はこちら~反則であって反則じゃない?~

 

下記キング・ムエ日記より引用


ムエタイで勝つ為の100の法則⑩
~地味だけど必ずポイントになる技~

ムエタイにおける攻撃の中で、パンチにせよキックにせよ “力強い攻撃“ であることがポイントにつながります。このことに関してはまたいつか詳しくご紹介したいと考えておりますが、

その中でもやはりヒザ蹴り、特に真っ直ぐのヒザ蹴りというのが一番ポイントにつながりやすいと思います。

しかし、かと言って、

テンカオ(組まずに蹴る真っ直ぐのヒザ)をドンピシャで当てるのはなかなか難しいですし、

両腕で相手の首を完全にロックし、とどめのヒザを真っ直ぐ蹴るのも場面としては最終局面ですから、なかなかそこまでもっていけない、

ですよね。

そんな中、ムエタイの試合において必ず使われ、しかも大きく試合を左右できるヒザというのが、

「ヤッ・サイ」

というヒザ。

タイ語で “押し込む“ という意味になりますが、

首相撲の場面で深く組んでいても浅く組んでいても、蹴ることができます。

まぁ、「ヤッ・サイ」の使い手なんて山ほどいるので紹介しきれませんが、とりあえずこの試合のスーパーレック選手などはうまく蹴りますよね。

この蹴り方は、現代のムエタイには非常に重要な技になります。

以前のムエタイ、特にムエタイが一番熱狂的であった90年代にはあまり見られない技だったのです。

以前のムエタイはダイナミックな技が非常に多かった。
ミドルにしてもパンチにしてもヒザにしても、ムエタイの根本である “力強い攻撃“ がしっかりと表現された時代でした。

しかし、現代のムエタイは、

良くも悪くもギャンブラーの印象を悪くする、些細な動きを警戒するようになってしまっています。

首相撲の際、以前は外側から大きくヒザを回してバンッ!!と当てたものでした。
これは大きなポイントになるのですが、蹴る際にバランスを崩されやすい。それを警戒しているのです。

ダイナミズムというものが、若干失われてしまっていますね…。

その点、この「ヤッ・サイ」は自分の体の近いところにヒザを真っ直ぐ上に持ち上げ、相手のボディに押し込むようにヒザを当てるので、バランスは崩れにくい。

しかも、

角度を工夫すれば、どんな体勢どんな空間からも蹴ることができますし、テコの原理を利用しているので、ヒザを当てられたほうは上体が折れ曲がってしまい、見た目も大きなポイントになりやすい。

そして、蹴られてみればわかりますが(苦笑)、このヒザ見た目以上に結構効きます…。

もちろん、どんな競技であっても技術などは日々進化するものであって、ムエタイも例外ではありませんから、この「ヤッ・サイ」に対するディフェンスも限りなく生まれています。

まぁ、

個人的には、細かい技術それはそれとして、ダイナミックな技というのももっと見たいと思うのですがね。

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2月28日(木)「スック ペットヴィセット」メイン、ワンチャイvsタナデー。

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