【K-1】初代フェザー級王座決定トーナメント出場の4選手が公開練習を実施! 11/3(木・祝)

【興行名】K-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~初代フェザー級王座決定トーナメント~
【日 時】2016年11月3日(木/祝)
【時 間】開場・14:30  本戦開始・16:00
【場 所】代々木競技場第二体育館
【主 催】K-1実行委員会

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K-1 WORLD GP JAPANがK-1 WORLD GP 2016 IN JAPAN ~初代フェザー級王座決定トーナメント~に出場する日本人選手4人の様子を公開した。外国人選手のインタビューはこちら。

 


10月11日(火)東京・大久保にあるK-1ジム総本部にて、11月3日(木・祝)国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN ~初代フェザー王座決定トーナメント~」(※-57.5kgから名称変更)に出場する武尊が公開練習を行った。

保持していたスーパー・バンタム級(-55kg)のベルトを返上し、初代フェザー級(-57.5kg)王座決定トーナメントで2階級制覇に挑む武尊。階級を上げての戦いに向けて「9月のスーパーファイトのオファーを断って、時間をかけて身体作りをやってきたので、コンディションはすごくいいです」とフェザー級仕様の身体を作ってきたという。


「今までは試合が決まると試合のための追い込み練習になって、身体を創る練習が出来ていませんでした。でも今回はトーナメント出場が決まってから時間があったので、追い込みに入る期間までフェザー級で戦うための身体やフィジカルの強さを作る練習に重点を置いてやってきました。なのでトータル的にレベルが上がっている自覚があります。

(フェザー級での手応えは?)スーパー・バンタムの頃は食べる量も極端に減らさないといけなかったので、しっかり練習をやっているつもりでも、ちゃんと食べたらもっと出来るだろうなと思っていました。今は以前ほど減量がキツくない分、ちゃんと食べて練習が出来ているので、内容の濃い練習が出来ています。

Krushでは-58kgでやっていましたが、-58kgの初代王座決定トーナメント前からフィジカルトレーニングを始めて、すぐに成果が出るものではないと思っていました。ようやく成果が出るようになった頃に-55kgまで階級を落とすことになったので、今はフェザー級での戦いに合わせてフィジカルも強化しています。なので以前-58kgでやっていた時よりも何倍もパワーは上がっていると思います」


また今回から所属がKREST(クレスト)となっての試合となるが「練習場所が変わっただけで、練習内容も練習相手も何も変わっていません。むしろ新しい所属として最初の試合なので絶対に勝ちたいという気持ちが強いです」と不安要素はなし。公開練習として行った2分1Rのミット打ちでは気迫のこもったワンツー、左フック、左右のミドル、飛びヒザ蹴りを繰り出していった。

武尊はトーナメント1回戦でイギリスのジェイミー・ウィーランと対戦。ウィーランはこれまで黒星が1つしかない強豪だが、武尊は「トーナメントに出ている選手の中で一番戦績がいいし、タフそうだし、KO負けもないということで、逆にKOしたい気持ちになりました」と強豪外国人との対戦は望むところ。

同ブロックには一階級上のスーパー・フェザー級(-60kg)で小宮山工介に勝利したユン・チーもいるが「上の階級で結果を出している相手はおいしいですよね。そういう相手を倒せば僕の評価も上がると思います」と話し「逆ブロックで気になるのはエリアス・マムーディ。まだKO負けがない相手ですが、僕はそういう相手をKOしたいんで、決勝で戦いたいです」と力強く宣言した。

今回のトーナメントには6月の代々木大会で対戦した小澤海斗もエントリーしており、小澤からは執拗な挑発と対戦要求を受けている。これについて武尊は「決勝まで勝ち上がってきたら秒殺して黙らせてやる」と語気を荒げた。

「アイツ(小澤)もちょっとしつこいんで、そんなに言うんだったらちゃんと決勝まで上がってこいよって感じですね。決勝まで来たら秒殺してやるから。そうやって黙らせてやりますよ。(小澤の言動は耳に入っている?)嫌でも入りますね。別に何とも思わないですけど。決勝まで来たら秒殺するだけだし、僕の名前を二度と口に出せないくらい圧倒的に秒殺します」


保持していたベルトをすべて返上し、まさに裸一貫で挑む初代フェザー級王座決定トーナメントのテーマはずばり“挑戦”だ。

「今回のトーナメントは挑戦・チャレンジという気持ちしかないですね。今まで僕は試合がある度に『守る』なんて言葉は絶対に使わないようにしていたんですけど、どうしてもそういう気持ちが心のどこかにあったと思います。でもベルトを返上して出場することになって、余計な気持ちがなくなりました。ベルトを守る必要もないし、ただ獲りに行くだけという気持ちです。初めてベルトを獲った時のようなギラギラした気持ちが燃え上がってきているのが分かるし、今までで一番ハングリーな気持ちになっています。今が一番飢えているというか。絶対に初代王者を獲るというのが最高に強くなっていますね」

インタビューの最後に武尊は「確かにこのトーナメントはチャレンジですけど、優勝しか考えていないし…というか僕が優勝するんで。それプラス一回戦から全員KOで倒してベルトを獲るので応援よろしくお願いします」とファンにメッセージを送り、写真撮影ではリングのコーナーポストに駆け上がって試合後の勝利ポーズで撮影。フェザー級王者になる確固たる自信と決意を胸に武尊が2階級制覇へ臨む。



10月13日(木)東京・三軒茶屋にあるK-1ジム・シルバーウルフにて、11月3日(木・祝)国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN ~初代フェザー王座決定トーナメント~」(※-57.5kgから名称変更)に出場する戸邊隆馬が公開練習を行った。

これまでK-1・Krushでは-55kg戦線で活躍してきた戸邊。今回はフェザー級に階級を上げて、初代王座決定トーナメントに挑むことになり「前回の試合から10カ月空いて、この試合のために長い時間をかけて調整できています。一か月間を切って、試合前の疲労感を十分に味わっていますし、トーナメントを見据えて練習してきたので階級を上げる不安はないです」と決戦に向けて着々と準備を進めている。


戸邊は今回のトーナメントに向けてフィジカルトレーニング、ファンクショナルトレーニングに加え、メンタルトレーニングにも着手。自らの弱点でもあって精神的なブレをなくし、心と身体の連動をテーマに取り組んでいる。

「前回の試合で精神的なものが足りないと気づき、今回からメンタルトレーニングを取り入れました。世界的にも有名な瞑想家の方についてもらって、心と身体をつなげることをメインにやっています。

(具体的には?)座って何も考えないってだけなんですけど、そういう時の心の動きだったり、その状態で身体を動かすことで心と体のバランスを取れるようになってきました。

仮に冷静になれなくても、そういう自分に気づいて、それに対処する力を身につけているんじゃないかなと思います。僕は今まで良い時と悪い時で差があったのですが、そのままの自分を受け入れて試合をしていければと思います」

公開練習として行ったミット打ちでも-55kg時代よりも威力・スピードが増したパンチと蹴りを披露し「今までよりも身体を上手く使えるようになってきています」と手応えを感じている。


一回戦の対戦相手は“フランスの天才児”と呼ばれるエリアス・マムーディ。初代-55kg王座決定トーナメントに出場したルイ・ボテーリョに勝った実績が光るファイターで、戸邊は「身長もリーチもあって勢いがある選手。しっかり対策を練って試合に臨めたらと思います」と話す。

今回は一日三試合の過酷なワンデートーナメントだが「トーナメントだからと言って先のことは考えていない。一回戦に全力をぶつける。それだけですね。どういう戦い方をするというよりも自分らしさを出して、今やっている練習をすべてで試合に出したい」とマムーディ戦に全力投球する構えだ。

2階級制覇を目論む武尊、その武尊へのリベンジに執念を燃やす小澤海戸、そして“完全燃焼”をテーマに掲げる神戸翔太と、トーナメント出場日本人選手はそれぞれのテーマを持って今回の戦いへ臨む。


そんな中で戸邊は「僕は自分を作らず、そのままの自分を出したいと思います。そして『これが戸邊だ!』と思ってもらえる試合をしたいですね。11月3日は過酷なトーナメントになると思いますが、そこで格闘家・戸邊隆馬の生き様を見せたいなと思います」と語り、最後に「そしてベルトを獲ります」と力強く締めくくった。



10月12日(水)東京・竹ノ塚にあるPOWER OF DREAMにて、11月3日(木・祝)国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN ~初代フェザー王座決定トーナメント~」(※-57.5kgから名称変更)に出場する神戸翔太が公開練習を行った。

これまでK-1にはスーパー・フェザー級(-60kg)で参戦し、今回の初代フェザー級王座決定トーナメントのメンバーに選ばれた神戸。1日3試合の過酷なワンデートーナメントを前に「トーナメントを想定して1日3回練習している」と話し、「練習がキツすぎるんで早く試合がしたい。試合が待ち遠しいです」と漏らすほど過去最高の練習量で決戦へ備えている。


公開練習ではシャドーボクシングとミット打ちを3分1Rずつ行い、ミット打ちではリズミカルなパンチと蹴りのコンビネーションを披露。軽快な動きを見せたが「今は疲れ切っています(苦笑)。でもこの疲れが抜ければ、試合当日に最高のコンディションに持っていけると思う。こんなに格闘技だけの生活は久々なので、いい結果が出せると思う」と手応えを感じている。

神戸は一回戦で中国のユン・チーと対戦。チーは6月のK-1代々木大会で一階級上の小宮山工介からダウンを奪っている強豪だ。

神戸も「ボクシングが上手くて、ボクシングスタイル」とチーのファイトスタイルを分析しつつ「そういうスタイルはやりやすい。試合を見る限り、ボディとか弱そうなんで、俺の得意のボディブローが当たりそうですね」と不敵に語る。

準決勝以降の勝ち上がりについては「1回戦は日本人が勝ち上がってくると思う」と予想した上で「準決勝をクリアすれば、どれだけ身体がボロボロになっていても決勝は勝てると思う。だから一回戦・準決勝が大事になる」と決勝までの2試合がポイントになると位置づけている。


神戸の予想でいけば準決勝で武尊との対戦が濃厚。過去に武尊とはKrush-58kg王座をかけて対戦して敗れているが「俺自身、リベンジを目的にトーナメントには出ていない」とキッパリ。

さらに「リベンジするために生きているのはダサい。俺にそういう頭はないですね。リベンジ、リベンジ言っているのはガキ丸出し」と武尊への再戦を執拗にアピールする小澤海斗を“口撃”する一幕もあった。

では神戸にとって今回のトーナメントのテーマは何か? 神戸は「必死に戦ってすべてを出し切る」と完全燃焼をテーマに掲げる。

「今まで自分の力を出し切らないで負ける試合があって、そういう試合は本当に悔いが残る。前回(7月のKruhs後楽園大会で佐野天馬に判定勝利)も必死に戦って、必死に戦った時の俺は強いかなと思います。

最初の頃は勝てばいいやと思ってやっていましたけど、K-1にそういう選手は求められていない。今までは必死さが足りなかったし、必死さが足りないないのが周りにも伝わっていたと思います。いつも『力を出し切る』と言って出し切らずに終わっちゃうんですけど、今回は本当に気合いを入れてやろうと思います」


インタビューの最後を「一晩で人生が変わるのはプロスポーツしかない。K-1はそういう夢があるプロスポーツです。自分もK-1で夢を掴みたいと思っています」という言葉で締めた神戸。これまでは感情を表に出すことなくクールな印象が強かった神戸だが、勝利への執念を胸に初代フェザー級王者を目指す。



10月17日(月)東京・恵比寿にあるK-1ジムEBISU小比類巻道場にて、11月3日(木・祝)国立代々木競技場第二体育館で開催される「K-1 WORLD GP 2016 JAPAN ~初代フェザー王座決定トーナメント~」(※-57.5kgから名称変更)に出場する小澤海斗が公開練習を行った。

初代フェザー級王座決定トーナメントまで残り3週間を切り「もう準備は万端」という小澤。8月のKrush名古屋大会で自身の保持するKrush-58kgの初防衛戦をクリアしたあと、一週間ほど心と身体を休め、トーナメントに向けてトレーニングを続けてきた。

今回は1日3試合のワンデートーナメントということで「いつも以上に走り込みをやっている」とスタミナ&下半身強化に着手。「スタミナもついてきたし、蹴りも良くなっている」と手応えを感じている。

また今年からスタートしたフィジカルトレーニングも徐々に成果が出るようになり「フィジカルトレーニングは半年やって効果が出ると言われていて、今やっと効果が出てきた。スパーリングをやっていても攻撃力が上がっているし、階級が上の相手とやっても引くことがなくなった」。


公開練習として行ったミット打ちでは小比類巻貴之代表の動きに合わせた左右のミドル、ワンツー、ローキックなどを繰り出し「今あは疲れが溜まっているけど、この疲れが抜ければ全員ブッ飛ばせる」と自信たっぷりに語った。

一回戦で対戦するジョシュ・トナーについては「外国人は全然興味ない。映像を見たけどそんなもんかって感じ。普通にやっつけますよ」と小澤。

「3試合勝って優勝すること以外考えていない。アイツ(武尊)が決勝に上がってくればぶっ飛ばすだけだし、俺と対戦する可能性があるやつらは全員ムカつく。今まで12戦やってきたけど、対戦相手は全員ムカつくから、ぶっ倒してやらないと気がすまない。全員かかってこいって気持ちだし、相手は誰でもいい」と出場選手全員に敵意をむき出しにする。


もちろんその中で小澤が狙うのは武尊の首一つ。「6月に判定で負けて本当にムカついている。俺はやられたらやり返せって教わってきたし、やり返さないと気が済まない。このイライラは全部練習にぶつけていて、その分、今の俺はどんどん強くなっている。イライラは練習にぶつけて、あとはそれを試合で発揮するだけ」と爆発寸前だ。

武尊へのリベンジが大きくクローズアップされる小澤だが、初代K-1フェザー級王者としてベルトを巻き、自分の人生を変えるという野望も胸に秘めいてる。

「やっぱりK-1のチャンピオン=世界のチャンピオンなんで、俺は世界のベルトが欲しい。この競技をやっている以上は世界を目指さないと意味がないし、俺がアイツをブッ飛ばして世界を獲る。格闘技は結果がすべてだし、言いたいことを言いたいやつは勝手に言えばいい。俺は結果を出して黙らせる。11月3日に世界を獲って、暮らしも人気も全部を変える。今はそのことを想像して生きています」


最後にファンへのメッセージを求めると小澤は「俺だけ見てればいい」と断言。11月3日は小澤海斗がK-1フェザー級の主役になる日かもしれない。

©M-1 Sports Media


K-1 WORLD GP初代フェザー級(57.5kg)王座決定トーナメント

一回戦(1) 3分3R(延長1R)
小澤海斗(K-1ジムEBISU小比類巻道場)
ジョシュ・トナー (オーストラリア/ストッケード・トレーニングセンター)

一回戦(2) 3分3R(延長1R)
戸邊隆馬(K-1ジム・シルバーウルフ)
エリアス・マムーディ(フランス)

一回戦(3) 3分3R(延長1R)
神戸翔太(POWER OF DREAM/TEAM AK)
ユン・チー (中国/大東翔クラブ/CFP)

一回戦(4) 3分3R(延長1R)
武尊(KREST/元K-1 WORLD GP -55kg王者)
ジェイミー・ウィーラン(英国/ダブルKジム)

リザーブファイト 3分3R(延長1R)
大滝裕太(ネクサスジム)
朝久裕貴(朝久道場)

準決勝(1) 3分3R(延長1R)
一回戦(1)勝者
一回戦(2)勝者

準決勝(2) 3分3R(延長1R)
一回戦(3)勝者
一回戦(4)勝者

決勝 3分3R(延長1R)
準決勝(1)勝者
準決勝(2)勝者

ワンマッチ

スーパー・ウェルター級(70kg) 3分3R(延長1R)
城戸康裕(谷山ジム)
サニー・ダルベック(スウェーデン)

ウェルター級(67.5kg) 3分3R(延長1R)
久保優太(K-1ジム五反田チーム・キングス)
牧平圭太(HALEO TOP TEAM)

スーパー・ライト級(65kg) 3分3R(延長1R)
左右田泰臣(K-1ジム・シルバーウルフ)
ファワド・セディッキ(オランダ/メジロジム)

プレリミナリーファイト スーパー・ライト級(65kg) 3分3R
峯山竜哉(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)
篠原悠人(DURGA)

プレリミナリーファイト ライト級(62.5kg) 3分3R
東本央貴(KREST)
瑠輝也(TRY HARD GYM)

プレリミナリーファイト スーパー・バンタム級(55kg) 3分3R
江川優生(POWER OF DREAM)
リョウタ(鷹虎ジム)

K-1甲子園 -65kg 決勝 2分3R(延長1R)
近藤拳成(大阪府立西成高校2年)
本間 海(東京都立大山高校3年)

K-1甲子園 -60kg 決勝 2分3R(延長1R)
横山 巧(群馬県立新田暁高校3年)
西京佑馬(神奈川県立厚木清南高校1年)

K-1甲子園 -55kg 決勝 2分3R(延長1R)
椿原龍矢(大阪府立枚方なぎさ高校2年)
軍司泰斗(東京都立大山高校3年)

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