キング・ムエ佐藤会長がムエタイで勝つ為の100の法則をキング・ムエ日記に書いている。
ムエタイを知らない人にも知っている人にも読んで欲しい内容だ。
今回のサブタイトルは~グーにはパー、パーにはチョキ、チョキにはグー~
その⑦はこちら~セーンマニーの強さから見る、サウスポーの特性~
その14はこちら~メジャースタジアムのチャンピオンになるには?~
2016年05月24日
ムエタイで勝つ為の100の法則16
~グーにはパー、パーにはチョキ、チョキにはグー~
例えばジャンケンで勝つには、上の表題のようになりますよね。
それこそ、勝つ為の法則ですね。
ムエタイの戦術という面から見たとき、同じように法則というか、
パンチの選手にはミドルで、
ミドルの選手にはヒザで、
ヒザの選手にはパンチ・ヒジで、
というような法則があります。
もちろん、実際の戦術はこんな単純ではありませんが、おおまかにこのような考え方があります。
勝つことが求められるタイの試合、
例えばパンチの選手に対し意地を張ってパンチで応戦するというのは、日本であれば受けるでしょうね。日本では競技というよりはプロらしさが求められますから。
タイでもこうしたプロらしさは必要ではあります。
実際、こういう気持ちの見えるわかりやすい選手は人気もあります。
しかし、あくまでも勝つことが大前提、パンチの選手に対し、ミドルをしっかりと当てたり、ヒジを合わせられないようではムエタイ選手とは言えませんね。
例えば、一昔前のポンサネーという選手、パンチをブンブン振り回す面白い選手でしたが、やはりミドルやヒジの餌食になってました。
要は、相手がこう来たらとかこんな戦い方の選手に、こうするああするという選択肢が少ない選手はトップにはいけないということ。
バッチバチの打ち合いで人気のあるセクサンだって、去年ラジャで梅野選手と戦ったときは打ち合いを避け、下がりながらミドルを当てるという戦法で完勝したし、
今年3月、福田海斗と戦ったルアンデートも本来ヒザの選手ですが、海斗との試合ではまったくと言っていいほど組まない試合でした。
トップクラスに食い込むためには、一定の法則ある程度従って、臨機応変に戦うことが求められるのだと思います。
5月23日(月)ラジャダムナンスタジアム「スック ペットヴィセット」メイン、サームディーvsルークトイ戦。
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