【ムエタイ】ムエタイで勝つための100の法則35~タイでの試合に臨む選手~

キング・ムエ佐藤孝也氏がムエタイで勝つ為の100の法則をキング・ムエ日記に書いている。

ムエタイを知らない人にも知っている人にも読んで欲しい内容だ。

今回のサブタイトルは~タイでの試合に臨む選手~

 

2017年3/26(日)「ムエタイで勝つ為の100の法則」第2回目のセミナーを開催!

 

その①はこちら

その②はこちら

その③はこちら

その④はこちら〜外国人はKO以外勝てない?〜

その⑤はこちら~海斗戦で見せたタナデーの試合運びの妙~

その⑥はこちら〜ムエタイはバランスの競技〜

その⑦はこちら~セーンマニーの強さから見る、サウスポーの特性~

その⑧はこちら~サウスポー攻略法を考える~

その⑨はこちら~反則であって反則じゃない?~

その⑩はこちら~地味だけど必ずポイントになる技~ 

その11はこちら〜ムエタイ式計量の極意~

その12はこちら~なぜ連打か?~

その13はこちら~ロープ際をどう考える?~

その14はこちら~メジャースタジアムのチャンピオンになるには?~

その15はこちら~パンチャーに対するディフェンス~

その16はこちら~グーにはパー、パーにはチョキ、チョキにはグー~

その17はこちら~ムエタイといえば・・・ヒジ打ち!~

その18はこちら~一流選手でもリズムが崩れると・・・~

その19はこちら~一番ダメなのは動きの美しさがないこと!?~

その20はこちら~7/29(金)福田海斗VSトゥッカターペット戦の判定について~

その21はこちら番外編 ~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて~

その22はこちら番外編 ~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて(中編)~

その23はこちら番外編 ~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて(後編)〜

その24はこちら~タイ人潰し・・・ローキックとフットワークの2段構え~

その25はこちら〜わかりにくい(と言われる)ムエタイの判定をわかり易く~

その26はこちら〜ムエタイのエッセンスがぎっしり詰まったこの試合~

その27はこちら~ボディを攻めろ!~

その28はこちら~対タイ人選手攻略に有効な技~

その29はこちら〜ワンチャローンKO負け!から何が見えるか?~

その30はこちら〜わかりにくい(と言われる)ムエタイの判定をわかり易く~

その31はこちら~目には目を、サウスポーにはサウスポーを~

その32はこちら~時代はテレビ中継??~

その34はこちら~軽い攻撃は是か否か?~


ムエタイで勝つ為の100の法則35

国内の試合ではなく、タイでの試合に臨む選手が増えています。

タイは親日国ですし、1ヶ月までならノービザで行けますから行き易さという点では文句なしでしょう。

それに、特に関東圏ではタイ人トレーナーも豊富に居ますから、タイ側とのコンタクトも容易でマッチメイクも比較的簡単になってきたという印象を受けます。

これからタイで試合をする方したい方、日本国内での試合の感覚で行くと、実力を発揮する以前の問題で跳ね返されてしまう、日本とは勝手が違う部分がたくさんあります。それはメジャースタジアムであっても、草ムエタイであっても、です。

ますは計量。

タイでは基本的に当日計量です。計量時から試合までが短いので、キツい減量は出来ません。
国内とは1階級違うと考えた方が良いでしょう。

次にウォームアップ。

日本での試合だと、ミット打ちでウォームアップする選手が多いですよね。

ストレッチ、シャドー、ミット打ち、タイオイル塗って、などでウォームアップするのが一般的。

しかし、タイではタイオイル塗って、簡単にシャドーでおしまい。

もちろん、

気候の違いもありますし、ミット打ちのウォームアップをやってはいけないということではありませんが、ラジャダムナンやルンピニーでミット打ちのウォームアップする選手はまずおりません。

たぶん、

ミットをやってたらかなり変な目で見られるでしょうね、「試合前なのに、なんでミットやってんだ??」みたいな。

まぁ、大きなお世話なんですがね。

さて、

タイの試合で、国内と一番勝手が違うところは、

「試合中、セコンドの声が届かない」

ということです。

ご存知の通り、ムエタイはギャンブルですから賭け屋さん達の掛け声、声援、怒号が飛び交ってそりゃうるさい。屋内スタジアムはもちろん、屋外の草ムエタイであってもセコンドの声は届かないでしょう。

特に、

ラジャダムナンスタジアムはセコンドスペースが鉄柵で囲われており、ラウンド中その柵から出ることが出来ません。ジムの会長と言えど、融通は効きません。

それに、インターバル中はリング下まで行って指示を出せるのですが、原則1人しか近づくことが出来ません。複数名いると係員から注意されます。ワタシ、何回も注意されています(苦笑)。

ラウンド中に、セコンドがいくら的確に指示を叫んでいても、なかなか選手まで声が届かないのがタイのリング。

こんな時、

セコンドの指示が届きにくいのだから、選手自身が冷静に、且つしっかりと頭を使わないといけないのは、日本の比じゃありませんね。

セコンド側としては、

声が届きにくいのだから、大きなアクションで選手に伝えることが必要かもしれません。

前に出る時、
引く時、
パンチを打ての指示、
ミドルを蹴れの指示、
もう攻めなくていいの指示、等々、

タイ人セコンドを見てると、こうしたボディサインがいくつかあります。

ほら、タイ人トレーナーさん達って、いつもアクション大きいでしょ??

それは、メジャースタジアムなんかでは、声では伝わらない事が身についているんでしょうね、たぶん。

もう一つ、

これはタイで試合したことのある選手みんな納得のことだと思いますが、

ラウンド中に色んなタイ人関係者が指示を出しに来ます。

「この人いったい誰だろう?」

という、全然関係のないオジさんが大声で何か言ってたり(苦笑)。

まぁ、

おそらくこちらサイドに賭けているギャンブラーだと思いますが、みんなそれぞれ、バラバラな事を指示出したりするわけです。

この人もあの人も、みんな言ってることをいちいち聞いていたら混乱するだけですから、一番信用のできる、実際に指導してくれたトレーナーさんやジムの会長のことだけを聞くようにしないといけませんね。

タイで試合をする場合、

こうしたことを理解して試合に臨まず、行き当たりばったりで試合をすると、実力を発揮できないままとなってしまいます。

ぜひ覚えておいてほしいですね。

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2月27日(月)ラジャダムナンスタジアム「スック ペッティンディ」メイン、ルアンデートvsペットゥラン戦。

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