【ムエタイ】ムエタイで勝つための100の法則22 番外編~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて 番外編 ~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて(中編)~

キング・ムエ佐藤会長がムエタイで勝つ為の100の法則をキング・ムエ日記に書いている。

ムエタイを知らない人にも知っている人にも読んで欲しい内容だ。

今回のサブタイトルは番外編 ~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて(中編)~

その①はこちら

その②はこちら

その③はこちら

その④はこちら〜外国人はKO以外勝てない?〜

その⑤はこちら~海斗戦で見せたタナデーの試合運びの妙~

その⑥はこちら〜ムエタイはバランスの競技〜

その⑦はこちら~セーンマニーの強さから見る、サウスポーの特性~

その⑧はこちら~サウスポー攻略法を考える~

その⑨はこちら~反則であって反則じゃない?~

その⑩はこちら~地味だけど必ずポイントになる技~ 

その11はこちら〜ムエタイ式計量の極意~

その12はこちら~なぜ連打か?~

その13はこちら~ロープ際をどう考える?~

その14はこちら~メジャースタジアムのチャンピオンになるには?~

その15はこちら~パンチャーに対するディフェンス~

その16はこちら~グーにはパー、パーにはチョキ、チョキにはグー~

その17はこちら~ムエタイといえば・・・ヒジ打ち!~

その18はこちら~一流選手でもリズムが崩れると・・・~

その19はこちら~一番ダメなのは動きの美しさがないこと!?~

その20はこちら~7/29(金)福田海斗VSトゥッカターペット戦の判定について~

その21はこちら番外編 ~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて~


ムエタイで勝つ為の100の法則 22(21の続き)

前回の続き)

日本で行われるムエタイ・メジャースタジアムのタイトル戦について、

前回はその背景にあるもの、の片面を紹介しました。

もう片方の背景ですが・・・、綺麗事ではない部分、

ズバリ、

それはマネー、御察しの通りです。

別に裏金とかワイロとか買収とか、そういう意味ではありません。

当然、連れてくるのはタイトルに挑戦できるほどのタイ人選手ですから、それなりのファイトマネーになります。

タイで試合をする場合でも、最低6万バーツ~10万バーツの選手クラスでしょう。

その選手が日本で試合する場合、おそらく30万バーツくらいにはなります。

余程、力のある国内プロモーターであればもっと安くできるかもしれませんが、当然タイ側は足元を見てくるわけですから、これくらいになってしまう。

さらに、選手・マネージャー・プロモーター関係者・レフェリー・ジャッジ等々、相応の人数の航空券や宿泊代、アテンド費用などを含めて、支払う必要があります。

自分は経験したことがないのでわかりませんが、

メジャースタジアムタイトルマッチを日本で行うことについて、かかる費用は諸々含めて200万円~300万円程度と耳にしたことがあります。

もちろん選手にとっては夢や希望という側面もあるでしょうが、タイ人にとって、ムエタイとはビジネスです。

まぁ、金儲けと言った方がもしかしたら収まりが良いかもしれません。

・・・と言っても、ですね、

タイ人であっても外国人選手であっても、タイトルマッチであってもそうでなくても、日本に有名選手を呼んで試合をさせるには金額の大小はあれど結局は同じことなので、これがダメというわけではありませんよね?

日本国内に需要があり、タイ側に供給する能力があるのであれば、これはこれでビジネスとして成立します。決して悪いことではないのです。

では、結局何がいけないのかと言うと、

タイ側がメジャースタジアムのタイトルを巻き込んでまでビジネスがしたいか、ということでしょう。

有名選手を日本に派遣して試合させる、そのファイトマネーで儲ける、ここまでは悪くない。

ただ、タイトルを絡ませて、さらに儲けようとする・・・

そりゃいい稼ぎにはなるでしょう。

しかし、浪花節日本人の自分から見ると、

誇りやプライドと言った精神の健全さはどこ行った?と映るわけですよ。

固有名詞は出せませんが、

こうして日本でタイトルマッチを行わせることによって、金儲けの味をしめたタイ側のプロモーターがいます。そのプロモーターは今タイでの勢力が落ちてきて、力を失いつつある。だからこういう愚行に走るのかもしれません。

日本サイドも運良く日本でタイトルマッチ開催に漕ぎつけ、興行のチケットが売れ、選手が頑張ってタイトルを獲得し、タイ側も儲けて一同メデタシメデタシ・・・とオールハッピーで終わるかと言うと、そんなに甘くない。

タイ側の、計算された展開を見過ごしていけないと思います。

(つづく)

8/31ラジャダムナンスタジアム興行「スック ソーソムマイ」セミファイナル、ラジャダムナンスタジアム ミドル級タイトルマッチ・コンペットレックvsユセフ戦

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