【ムエタイ】ムエタイで勝つための100の法則17~ムエタイといえば・・・ヒジ打ち!~

キング・ムエ佐藤会長がムエタイで勝つ為の100の法則をキング・ムエ日記に書いている。

ムエタイを知らない人にも知っている人にも読んで欲しい内容だ。

今回のサブタイトルは~ムエタイといえば・・・ヒジ打ち!~

その①はこちら

その②はこちら

その③はこちら

その④はこちら〜外国人はKO以外勝てない?〜

その⑤はこちら~海斗戦で見せたタナデーの試合運びの妙~

その⑥はこちら〜ムエタイはバランスの競技〜

その⑦はこちら~セーンマニーの強さから見る、サウスポーの特性~

その⑧はこちら~サウスポー攻略法を考える~

その⑨はこちら~反則であって反則じゃない?~

その⑩はこちら~地味だけど必ずポイントになる技~ 

その11はこちら〜ムエタイ式計量の極意~

その12はこちら~なぜ連打か?~

その13はこちら~ロープ際をどう考える?~

その14はこちら~メジャースタジアムのチャンピオンになるには?~

その15はこちら~パンチャーに対するディフェンス~

その16はこちら~グーにはパー、パーにはチョキ、チョキにはグー~


ムエタイで勝つ為の100の法則17

~ムエタイといえば・・・ヒジ打ち!~

よく言われるムエタイの定義として、

”両手・両足・両膝・両肘、8つの武器を駆使した最強の格闘技”

というのがあります。
様々な格闘技が存在している現代において、このヒジ打ちが認められている格闘技は珍しいと言えるでしょう。

やはり危険というのが、多くの格闘技で禁止されている理由。

ムエタイの試合を見れば、ヒジで流血しているシーンがよくありますからその危険性はわかりますよね。

危険、という意味では流血が酷い場合、ドクターがストップをかけることがありますから、例えば劣勢の選手がヒジを振り回して流血させ、TKOに持ち込むこもうとすることがあるわけです。

ヒジ打ちというのは、ムエタイという競技においてのみ高度に発達してきたのではないかと思います。

特にタイ人選手のヒジは本当にバリエーションが様々ですね。

単に横からのヒジとか縦ヒジだけではなく、なんとも形容の仕方がないヒジがたくさんあります。

ここに、首相撲の状態からのヒジを含めると、もはや単体の技ではなく首相撲というのはヒジも含めた体系なのではないかと思います。

そんな、縦横無尽な形容のし難いヒジが得意のムアンタイ選手。彼の組んだ状態から下から突き上げるヒジで幾度となくKOシーンが生まれています。

 

 

「ムエタイで勝つ」という概念から考えるならば、

特に首相撲のライケンという組み方からのヒジは必ずマスターしておかなければいけません。

それとは逆に、

首相撲を行なうとき、常にヒジがどんな角度からも飛んでくるという認識のもとに行なうことが肝心ですね。

まさしく、ヒジと首相撲というのは同じ体系に存在するということです。

オマケですが、最近インパクトのあったヒジでのKO劇です↓

こんなヒジ、タイ人ならではの打ち方ですね。

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5月18日(水)ラジャダムナンスタジアム興行「スック ワンミッチャイ」メイン、タナデーvsテープタクシン戦。

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