【ムエタイ】ムエタイで勝つための100の法則28~対タイ人選手攻略に有効な技~

キング・ムエ佐藤孝也氏がムエタイで勝つ為の100の法則をキング・ムエ日記に書いている。

ムエタイを知らない人にも知っている人にも読んで欲しい内容だ。

今回のサブタイトルは~対タイ人選手攻略に有効な技~

その①はこちら

その②はこちら

その③はこちら

その④はこちら〜外国人はKO以外勝てない?〜

その⑤はこちら~海斗戦で見せたタナデーの試合運びの妙~

その⑥はこちら〜ムエタイはバランスの競技〜

その⑦はこちら~セーンマニーの強さから見る、サウスポーの特性~

その⑧はこちら~サウスポー攻略法を考える~

その⑨はこちら~反則であって反則じゃない?~

その⑩はこちら~地味だけど必ずポイントになる技~ 

その11はこちら〜ムエタイ式計量の極意~

その12はこちら~なぜ連打か?~

その13はこちら~ロープ際をどう考える?~

その14はこちら~メジャースタジアムのチャンピオンになるには?~

その15はこちら~パンチャーに対するディフェンス~

その16はこちら~グーにはパー、パーにはチョキ、チョキにはグー~

その17はこちら~ムエタイといえば・・・ヒジ打ち!~

その18はこちら~一流選手でもリズムが崩れると・・・~

その19はこちら~一番ダメなのは動きの美しさがないこと!?~

その20はこちら~7/29(金)福田海斗VSトゥッカターペット戦の判定について~

その21はこちら番外編 ~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて~

その22はこちら番外編 ~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて(中編)~

その23はこちら番外編 ~日本で行われるメジャースタジアム・タイトルマッチについて(後編)〜

その24はこちら~タイ人潰し・・・ローキックとフットワークの2段構え~

その25はこちら〜わかりにくい(と言われる)ムエタイの判定をわかり易く~

その26はこちら〜ムエタイのエッセンスがぎっしり詰まったこの試合~

その27はこちら~ボディを攻めろ!~

 

(下記キング・ムエ日記「ムエタイ最前線」より)


2016年12月01日

ムエタイで勝つ為の100の法則28

~対タイ人選手攻略に有効な技~

前回、対タイ人には左ボディが有効という記事を書きました。

で、もう一つの必殺技ですが、それは、

左ローキック(相手のバックにある足へのローキック)。

最近の選手は上手に蹴りますよね。

名古屋JKF時代からの言い方では、奥足ローキックとも言います(構えた時に相手の奥にある足を狙うから)。

この奥足ローキック、

実際に喰らったことのある選手ならばわかると思いますが、一発クリーンヒットすればそれだけでかなりのダメージを負います。

前足(オーソドックスならば左足)はパンチで踏み込んだりしますから、膝が曲がった状態で踏ん張ることがあります。大腿四頭筋に力が入るためローをもらってもまだダメージを受けにくい。

ただし、

奥足は重心が乗ることがあっても、足裏全体に重心が乗り、膝が曲がった状態で踏ん張ることはほとんどありません。

その状態、力が入っていない状態で喰らうと本当に効いてしまうのです。

特にタイ人選手はミドル・ヒザを蹴ることが多いので、重心が高い傾向にあります。大腿四頭筋により力が入りにくい。

しかも、

奥足を狙ってローを蹴る、という概念自体タイ人選手には薄いのかな、と感じることがあります。

サウスポーVSオーソドックスならば大いにありますが。

左ローに対するスネブロックの角度やタイミングが合わないことが多い。

左を蹴るならミドルだろっ!的な考えが根底にあるのでしょう。

ただ、

これはあくまで対タイ人に当たりやすいというだけであって、ムエタイで勝つにはその使い方が重要。

完全にダメージを与えてあとは倒すだけ、のような場合なら蹴り続けても良いかもしれませんが、

やはりムエタイで勝つにはミドル・ヒザの攻防は欠かせません。

その攻防で優位に立つためにダメージを与えておく、そんな使い方が妥当なんだろうと思います。

その左ローが上手いのは梅野選手。

ちなみに、

「いい左ローないかなぁ」とYouTubeを探していたら、左ローではありませんが右ローの蹴り合いが出てきたのでオマケに貼っておきます。セクサンVSソンコム戦。

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