【J-NETWORK】J-FIGHT&J-GIRLS・3/12(日)昼興行・大会結果。

【興行名】『J-FIGHT&J-GIRLS 2017~J-NETWORK 20th Anniversary~1st』
【日 時】2017年3月12日(日)
【時 間】開場:11:30 試合開始:12:00(予定)
【場 所】東京・新宿FACE
【主 催】J-NETWORK

3.12
2017年3月12日(日)東京・新宿FACEにて『J-FIGHT&J-GIRLS 2017~J-NETWORK 20th Anniversary~1st』が行われた。

2016年に開幕したJ-NETWORKバンタム級の新人王トーナメント決勝戦を筆頭に、新たに開幕したライト級新人王トーナメント1回戦の4試合他、J-GIRLSからはミニフライ級の王座に挑戦する寺山日葵とシュートボクシングの刺客・MISAKIによる一戦など、フレッシュな若手選手による注目のカードが目白押し。エネルギッシュなファイトと鮮やかなKO劇の連続に、新宿FACEは春の嵐が吹き荒れた。

まずは第10試合、J-NETWORK 2016バンタム級新人王トーナメント決勝戦、中田ユウジ(STRUGGLE)と森貴慎(トイカツ道場)の一戦。
先制を仕掛けたのは森。細かいジャブから踏み込んでのワンツーで飛び込み、中田をコーナーに追い詰める。首相撲からヒザで打ち合い一旦離れると、今度は森の前蹴りをキャッチした中田がミドルキックで森をコーナーへ飛ばし、再び首相撲へ持ち込む。喰らいつく森のボディにヒザ蹴りの連打を叩き込む中田。再び離れた両者はジャブとローを出しながら互いに牽制。
中田がミドル、インローを叩き込み前へ出ると、森も中田の脚を払うようにしてローを返す。じりじりと試合が展開する中での残り1分と少々、中田がジャブを放ったところに、森の狙いすましたようなカウンターが見事ヒット。マットに崩れ落ちた中田は再び立ち上がるもレフェリーストップとなり、森が鮮やかなKO勝利で新人王の座に輝いた。
マイクを握った森は「これからもずっとKOで勝って、タイトルマッチもKOでベルトを獲る!」と力強く抱負を語り、さわやかな笑顔でファンの大歓声に応えた。

続く第9試合、ヘビー級の遊笑(Y’s glow/J-NETWORKヘビー級7位)と学武(チームドラゴン/TRIBELATEクルーザー級王者)の一戦。
リングを回りながら、互いにジャブとロー、ミドルを打ち合い様子見の1ラウンド、学武を追う遊笑の強烈なミドルに場内がどよめく。
2ラウンドに入ると学武が積極的に前に出る。序盤に踏み込んでのワンツーで切り込むと、遊笑の反撃を受けながらも怯むことなく手数を増やしてコーナーに追い詰め、首相撲でヒザを叩き込む。遊笑も動きを止めることなく、左右のパンチとローで学武を下がらせる。
最終ラウンド、両者共にミドル、ハイキックを繰り出し、積極的に仕掛ける互角の攻防。中盤からやや疲れが見え始めた遊笑に対し、首相撲からヒジとヒザを叩き込んでスタミナを奪う学武だが、遊笑の一発を警戒して決定打を与えるまでには至らず。最後は両者共に打ち合うが、そのままゴングとなり判定の結果はドローとなった。

さらに第4試合、注目のJ-GIRLSミニフライ級ランカー・寺山日葵(TEAM TEPPEN/J-NETWORKミニフライ級5位)とSB女子ミニマム級ランカー・MISAKI(SB・グラップリングシュートボクサーズジム/SB女子ミニマム級6位)の一戦。
ゴングと共に強烈な前蹴りを突き刺す寺山。MISAKIもすぐさま反撃、両者の攻防が開始早々からヒートアップする。パンチを織り交ぜながら前蹴りとミドルを的確にヒットさせる寺山。MISAKIの攻撃を冷静にさばき、付け入る隙を与えない。一方、寺山の蹴りを喰らいながらも怯むことなく前に出るMISAKI。距離を取る寺山を仕留めようと、序盤からパンチを振り回す。
中盤、前に出るMISAKIのボディへヒザを叩き込む寺山。怯んだところへ、すかさず前蹴りを放つが、MISAKIは寺山の脚を取ってクリンチ。距離を潰され思うように動けない寺山はMISAKIを攻めあぐねる。突破口を開きたい寺山は、がむしゃらに前へ出てくるMISAKIをヒザ蹴りの連打で押し返すが、さばき切れず徐々にスタミナを消耗。得意の前蹴り、ミドルもキャッチされ攻撃を繋ぐことができず、逆にMISAKIのパンチをもらい動きが鈍る。終盤はMISAKIがほぼパンチの連打だけで押し切り、判定の結果ドローとなった。両者共にイエローが出される乱打戦を終え、課題が残った寺山。ベルトへの挑戦を前に、その顔には悔しさが滲み出た。

その他試合結果は以下のとおり。(文/Ryuta Esaki)


<全対戦カード>【上:赤コーナー/下:青コーナー】

▼第10試合 J-NETWORK 2016 バンタム級新人王トーナメント 決勝戦 サバイバルマッチ1※肘なし
×中田ユウジ[なかだ ゆうじ](STRUGGLE)
○森貴慎[もり きしん](トイカツ道場)
1RKO 2’08″ ※森が新人王

▼第9試合 ヘビー級 3分3R※肘有り
△遊笑[ゆうや](Y’s glow/J-NETWORKヘビー級7位)
△学武[まなぶ](チームドラゴン/TRIBELATEクルーザー級王者)
判定 1-1(29-29,30-29,28-29)

▼第8試合 J-NETWORK 2017 ライト級新人王トーナメント 一回戦 サバイバルマッチ1※肘無し
○ウザ強ヨシヤ[うざつよ よしや](TESSAI GYM)
×コウ・44・リバイバル[こう・ふぉーてぃーふぉー・りばいばる](REVIVAL-GYM)
判定 3-0(30-28,30-28,30-28) ※ウザ強がトーナメント勝ち上がり

▼第7試合 J-NETWORK 2017 ライト級新人王トーナメント 一回戦 サバイバルマッチ1※肘無し
×清水佑太郎[しみず ゆうたろう](club TOSHI)
○暁人[あきと](Be Well)
判定 0-3(29-30,29-30,28-30) ※暁人がトーナメント勝ち上がり

▼第6試合 J-NETWORK 2017 スーパーフライ級新人王トーナメント 一回戦 サバイバルマッチ1※肘無し
○濱田巧[はまだ たくみ](team AKATSUKI)
×田中仁[たなか ひとし](湘南格闘クラブ)
3RTKO 1’52″ ※濱田がトーナメント勝ち上がり

▼第5試合 J-NETWORK 2017 スーパーフライ級新人王トーナメント 一回戦 サバイバルマッチ1※肘無し
○老沼隆斗[おいぬま りゅうと](STRUGGLE)
×松永誠剛[なつなが せいごう](インスパイヤードモーション)
3RTKO 2’55″ ※老沼がトーナメント勝ち上がり

▼第4試合 ミニフライ級 2分3R
△寺山日葵[てらやま ひなた](TEAM TEPPEN/J-NETWORKミニフライ級5位)
△MISAKI[みさき](SB・グラップリングシュートボクサーズジム/SB女子ミニマム級6位)
判定 1-1(29-28,28-29,29-29)

▼第3試合 J-GIRLSピン級ランキング査定試合 2分3R
○百花[ももか](魁塾)
×宝☆友佳里[ゆかり](A☆R KICK!)
判定 3-0(30-28,30-28,30-28)

▼第2試合 62kg契約 2分3R
×直DATE[なお でいと](Team DATE)
○溝口孝湖[みぞぐち たかこ](watanabegym)
2RTKO 1’12”

▼第1試合 ピン級 2分3R
×田中千草[たなか ちぐさ](レーング東中野)※デビュー戦
○愛果[あいか](リアルディール)※デビュー戦
判定 0-3(29-30,28-30,28-30)

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