【ラジャダムナン】石井一成ラジャで判定勝ち、今村竜之介惜しくも敗れる 8/6(日)

ウォーワンチャイプロモーションが福岡勢を率いてタイ遠征合宿を行い、7月30日の総勢12名の日タイ対抗戦に続き、今村竜之介、石井一成の2名が8月6日のラジャダムナンスタジアムに出場した。

記事提供:早田寛 (Photo & Text by Hiroshi Soda)

スックワンキントーン
2017年8月6日(日) ラジャダムナンスタジアム
第4試合 111ポンド契約
○イッセイ・ウォーワンチャイ(石井一成/エクシンディコンジムJAPAN/九州産業大学1年)
×ペットエーク・ソーサクナリン(タイ)
判定

 

相手は、石井が過去2戦し2勝しているペットエークだ。波乱がなければ順当に石井が勝つだろうが、油断は禁物だ。

初回、石井は右ローキックを軸に攻めた。そんな中でペットエークのガードに隙があったためか、石井はラウンド中盤からハイキックを多発する。石井はハイキックで初回KO勝利を狙っているかのような蹴り数だった。

2ラウンド、石井の放つローキックのほとんどがヒットしているため、早くもペットエークの足が効きはじめている感じだったが、それでもペットエークの動きには軽量級ならではのスピード感があり、なかなかKOの流れにはつなげないでいた。

3ラウンドに入り、石井は顔面前蹴りもヒットさせる。そしてラウンド終盤にはパンチラッシュをまとめる。相打ちのタイミングが多かったが、石井のヒット数がはるかに上回っている。これには会場も大喝采であった。

4ラウンド、ここにきて攻撃の流れを掴んだ石井は、パンチのラッシュから左右のミドルへと多彩な攻撃を見せ、判定時に備えた。

最終ラウンド、石井はパンチやローキック、そして再度顔面前蹴りを決め試合終了。試合内容通り、石井一成が判定勝ちを決めた。


試合序盤からローを効かせたことは、評価すべきことだが、あと数発大きなローをヒットさせていればKOにつなげたかもしれない。ムエタイはKO勝ちすることが全てとは言わないが、そんな惜しさもあった。ただ、今回は2連敗後からの勝利ということで、石井自身も落ち着いたのではないだろうか。

石井一成から、試合後の声が届いている。「1年以上振りのラジャでの試合で、間合いが難しかったですが、後半は攻撃を沢山当てることが出来たので良かったです。応援してくれた方々ありがとうございました!」

 

 

第1試合 48kg契約
×リュウノスケ・ウォーワンチャイ(今村竜之助/エクシンディコンジムJAPAN)
○ジャラムカオ・13リアンタワー
判定

今回がタイ4戦目となる今村竜之介は6月からサラブリ・ノーナックシンジムにて長期合宿を行っている最中だ。この試合で合宿の成果が出せるのか。

初回と2ラウンド目は互いに手数が少なく、組んだところから今村がジャラムカオをこかす場面が見られたが、全体的にはジャラムカオがうまく試合をまとめているという感じか。

3ラウンドから本格的に打ち合いが始まる。今村が右ミドルを当てると、ジャラムカオは膝の距離へと持っていきたいようで距離を詰めてきた。

4ラウンドに入り、今村の放つロングパンチがジャラムカオの顔面を捉えた。単発であるためジャムカオは構わず前に出続けた。今村は少しでも連打があれば、明らかな優勢をアピールできたが、ジャッジは今村の攻撃をどう評価してくれるのか。

最終5ラウンド、前に出るジャラムカオに対し、今村は下がりながらミドルやハイキックを繰り出す。
終了ゴングが鳴り、レフリーはジャラムカオを勝者とした。今村にも大きなヒットが多数あったが、ジャラムカオが前に出ることで、試合主導権は常にジャラムカオにあったと判断されたようだ。今回はスッキリしない結果に終わったが、今村は引き続き、来月半ばまでタイ合宿を遂行する。

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