【興行名】KHAOS.1
【日 時】20167年3月18日(土)
【時 間】17:00開場 18:00開始 (本戦開始前にプレリミナリーファイト予定)
【場 所】新宿FACE
【主 催】株式会社グッドルーザー
「Krushで試合をするのは久しぶりなんですけど、試合をしていない間もK-1やKrushの大会を観に行っていて、自分はやっぱりこのリングで戦いたいと思っていました。そこで新しく『KHAOS』がスタートするという発表を見て、-58kgでKHAOS ROYALという試合があることを知って、自分にもオファーがあるかなと思っていたんです。そうしたら本当にオファーが来て嬉しかったですね」
えてみたので、前よりはいい動きもできると思います。試合間隔が空いた期間に、改めて格闘技で活躍したいと思ったので、そういう覚悟を持って臨みます」
真辺龍太(ゴリラジム)
3月18日(土)新宿FACEで開催される「KHAOS.1」の「KHAOS ROYAL」(カオス・ロイヤル)に出場する真辺龍太のインタビューを公開!(※KHAOS ROYAL=今大会のメインカード3試合を-58kg Fightとして実施。出場6選手が前日計量後の抽選で組み合わせを決める)
――新しくスタートするイベント「KHAOS」の試合のオファーを受けた時はどんな心境でしたか?
「僕は実績もないので『僕がKHAOSに出場できるんだ!』と思って、本当に嬉しかったです。しかも僕はプレリミナリーファイトでの出場だと思っていたので、本戦・KHAOS ROYALに相応しい凄い試合をしてやろうと思っています」
――“KHAOS ROYAL”(カオス・ロイヤル)は大会前日に対戦相手が決まる形式ですが、最初に聞いた時はどう思いましたか?
「試合形式よりもKHAOS ROYALのメンバーに選ばれたことで、モチベーションも上がって嬉しいです。自分のような無名な選手に、こんなチャンスはないと思うので、必ずこのチャンスを掴みます」
――真辺選手は福岡を拠点に試合をされていますが、東京や注目される場所で試合をしたいという気持ちはありましたか?
「ありましたね。僕はジムや会社を経営して家族にも恵まれて、唯一足りなかったのが格闘技の実績だけだったんですね。そのためにも東京で試合をしないといけないと思っていました」
――真辺選手が格闘技を始めたきっかけは何だったんですか?
「僕は高校に進学せずに16歳の時に東京に出てきたんですね。僕は身長が小さいので大きい人にナメられるのが嫌いで、大きい人を倒したいと思って格闘技を始めました」
――なぜ16歳の時に東京に上京してきたんですか?
「特に理由はないんですけど、東京は日本の中心じゃないですか。僕が住んでいる福岡県柳川市は福岡県の中でも田舎の方なので…東京は憧れの場所だったんですよね。なので東京に行けば凄い世界に行けると思って、東京に行きました」
――では始めは東京で格闘技ジムに通っていたんですか?
「そうですね。でもジムに入っていたというだけで真剣にはやっていなかったですね。東京の空気に触れつつ、遊びながらやっていたって感じでしたね(苦笑)」
――福岡に戻るきっかけなんだったんですか?
「結婚です。本当は嫁さんを東京に呼んで一緒に住みたかったのですが『私は東京に行きたくない』と断られたので、しぶしぶ福岡に戻りました。なので夢破れて福岡に戻ったわけじゃなくて、ポジティブな理由で戻りました(笑)」
――そして福岡に戻って真剣に格闘技を始めることになるわけですね。
「はい。福岡に戻ってきて、福岡のジムに通いながらプロライセンスだけ取りました。ただ僕はその時には結婚していて、18歳の時に最初の子供が生まれていたんです。だから特に試合に出場したいという気持ちもなかったですね。格闘技に対する価値観も『格闘技は好きだけど、それ以上は何も思っていない』って感じでした。他の選手のように『格闘技で一旗上げてやろう!』というスタンスではなかったです」
――真辺選手は現在ジムの経営者でもあり、ビジネスマンとしても活躍していますが、何がきっかけで会社経営に携わるようになったのですか?
「元から自分で色々やりたいと思っていたんですけど、きっかけは25歳の時にひったくり犯を現行犯で捕まえたことですね」
――ひったくり犯を捕まえたことがきっかけだったんですか!?
「はい。嫁さんが運転する車に乗っていた時に、目の前で自転車に乗っていたおばあちゃんがひったくりにあったんです。それで犯人を車で追いかけて、最終的には僕が車を降りてひったくり犯を捕まえました」
――まるでドラマのような話ですね…。
「さっき話した通り、僕が住んでいるところは田舎で、110番してもなかなか警察が現場に到着しなかったんですよね。それでしばらくひったくり犯と格闘していました(笑)」
――格闘技をやっていたとはいえ、危ない目にあうことはなかったですか?
「特に凶器を持っていたわけではなかったのですが、やっぱり人間には火事場の馬鹿力があって、パトカーのサイレンの音が近づいてくると、信じられないような力で暴れるんですよ。僕も手を出すのはよくないと思ったのですが……最後の最後は首を締めて押さえつけました(笑)」
――すごいエピソードですね!……ただなぜそれが経営につながったのですか(笑)?
「ひったくり犯を捕まえたことがメディアでたくさん取り上げられて、そこからSNSを通じて色んな方から連絡が来るようになったんです。僕自身、その時にはプロデビューしていて『田舎にもキックボクサーがいるならキックボクシングを教えてほしい』という声がすごく多かったんですね。だったらジムを開こうかなと思って、ジムをスタートしました。そこから色々なビジネスも展開するようになったという流れですね」
――思わぬことがビジネスマンになるきっかけだったんですね。
「おかげさまで今はジムを2店舗経営する会社と他の事業を経営する会社の2つの会社を経営しています」
――中学生の時に東京に憧れていた自分が、会社を経営して事業で成功する姿は想像していましたか?
「想像していましたね。僕は何かで成功することに凄く自信を持っていて、普通の人間で終わりたくないと思っていました。何をするかまでは分からなかったですが、自分ではとことん成功するかとことん悪くなるかのどちらかだと決めていました」
――そして自分の人生に足りないものは格闘技の実績だけだ、と。
「これから他に目標が出てくるかもしれませんが、今僕が欲しいものは、格闘技での成功そしてチャンピオンベルトですね。地方でもたくさん大会があって、九州にもたくさん大会があります。頑張ればそこでチャンピオンベルトは獲れると思うんですけど、選手とすればK-1・Krush・KHAOSなど大きい大会のベルトが欲しいです」
――今回の参戦選手の中でプロのキャリアは少ないかもしれませんが、ビジネスマンとしては誰より成功されていると思います。その中で戦っていくことについては、どう思っていますか?
「格闘技からは学ぶことがたくさんあります。練習することが一番だと思いますが、家族がいると家族の絆で応援してもらえる力もあります。逆にビジネスは格闘技とは違う辛さがたくさんあって、会社が下降線になった時に何カ月も寝れない日々もありました。自分にはそうした困難を乗り越えてきた精神力があるので、それを格闘技でも活かしていきたいですね」
――試合では自分のどんな所をアピールして、お客さんに見てほしいですか?
「僕は技術もなく、気持ちでいくタイプなので、そこを見てほしいですね。打たれても打たれても倒れたことがないので、そこを活かして打たれても前に行く所を見てほしいです。ちょっと泥臭い試合になるかもしれないですけど、それでお客さんの心を掴みたいと思います」
――ちなみに真辺選手は見た目と中身にギャップがあると言われませんか?
「よく言われます。強さには憧れていますがオラオラするのは嫌いです(笑)。ちなみに僕はこういう見た目なのに声が高いので、電話でお店を予約して実際にお店に行ったら別人が来たと思われますし、ひどい時には大人じゃなくて子供に勘違いされます。でも逆にギャップ萌えされることもあるので、悪いことばかりじゃないです(笑)」
KHAOS.1 KHAOS ROYAL(カオス・ロイヤル)58kg Fight
※前日計量時・6名による対戦相手を抽選により決定。
翔也(K-1ジム相模大野KREST)
芦澤竜誠(K-1ジム総本部チームペガサス)
真辺龍太(ゴリラジム)
林京平(JTクラブジム)
里見柚己(K-1ジムYOKOHAMA TEAM TORNADO)
KAZUMU(Gwinds)
[KHAOS -65kg Fight/3分3R] 和氣光春(TANG TANG FIGHT CLUB)
細越貴己(K-1ジムEBISU小比類巻道場)
[KHAOS -63kg Fight/3分3R]
“バズーカ”巧樹(菅原道場)
原一仁(TEAM ONE LINK)
[KHAOS -60kg Fight/3分3R]
剣闘士“俊”(K-1ジム総本部チームペガサス)
秋元僚平(K-1ジム五反田チームキングス)
[KHAOS -63kg Fight/3分3R]
木村茂樹(REX JAPAN)
竹内悠希(K-1ジムEBISU小比類巻道場)
[KHAOS -54kg Fight/3分3R]
笠見玲慈(TEAM OJ)
大岩翔大(チームYMC栃木)
[KHAOS -65kg Fight/3分3R]
山下和希(MAD MAX GYM)
櫻井光(K-1 GYM YOKOHAMA TEAM TORNADO)
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