福田海斗、復活ならず。ラジャダムナンで判定負け。
5 月 22 日(月)ラジャダムナンスタジアム「スック ワンキントーン」
5 月 22 日(月)、福田海斗(元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者/キング・ムエ)がラジャダムナンスタジアム「スック ワンキントーン」興行に出場、若手強豪ケンペット・ポープライアナンと対戦したが、惜しくも判定で敗れた。
福田はこのところ連敗が続き、前回 3 月は同スタジアムにて若手成長株のドードー・ルークコークラックに自身 2 度目の KO 負けを喫している。とはいえ、そのドードーも福田に勝利後ラジャダムナンスタジアムスーパーフライ級にランクイン、昨年 11 月に対戦したフルックノーイもすぐにランクインするなど、ランカーへの当落線上に福田がいることは間違いない。
この日も平日興行の第 4 試合という試合順にマッチメイクされ、その実力が充分に認められている証拠であろう。
今回の対戦相手ケンペットもランク入りを狙う若手選手。所属のプライアナンジムでは、ケンペットが福田に勝利したら5万バーツのチップが用意されているとの噂が流れ、ケンペット陣営の意気込みが感じられた。
そんな中でも、試合前の賭け率は 10―9 で福田がリード。数々のランカークラス、チャンピオンクラスとの試合を重ねてきた福田が有利と判断されているようだ。
試合は序盤、静かな立ち上がり。今回の 115 ポンドという体重のため、6 キロ近い減量を重ねたということでケンペットも体力を温存しているようだ。ケンペットも膝の選手ということで、試合は第 3 ラウンドから激しくヒザが交錯する。このラウンド後半、ケンペットが良い態勢を作りうまくヒザを当てる。
第 4 ラウンドに入ると、福田はパンチで前進するが、ケンペットの前蹴りで思うように懐に入れない。組んでもケンペットに深く組まれ、ヒザを当てさせてもらえず福田の印象が悪い。最終ラウンド、後がない福田はパンチで逆転を狙う。スタミナ切れ気味のケンペットのボディへパンチを集中するが、ダウンを奪うまでには至らず、終了のゴング。
3―0(49―48、49―47、49―48)の判定負けとなった。
試合後、プロモーターであるウィナイ・ナックシン氏は、
「カイトはこのところ勝ち星に恵まれていないが、我々はそれを承知で強豪と試合をさせている。それはカイトを育てるためだ。今はどんどん強い選手と試合して、力を付けていってほしい。次はラジャダムナンスタジアムではないが、サラブリーのテレビマッチに出場させる。」
と福田への期待感を示した。
タイ側の期待も大きい福田、はやく完全復活が見たいものだ。
(MuayThai Super Fightリリースより)
※5 月 22 日(月ラジャダムナンスタジアム興行「スック ワンキントーン」
第 4 試合 115 ポンド契約
×カイト・ウォーワンチャイ(元タイ国プロムエタイ協会フライ級王者/キング・ムエ)
判定(3―0)
○ケンペット・ポープライアナン
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