12.5「KNOCK OUT vol.0」で”ムエタイ最前線”ヨードワンディとの対戦が決定した森井洋介。前回にひき続き、森井選手はどんな人なのかをインタビューで探っていきます。
キックボクシングでトップになることを決意し、高校時代から厳しい練習を続ける森井洋介。キックボクシングをやっていて苦しいと思える瞬間はあるのか聞いてみた。
自分が世界のトップに立つ
「練習は毎日が苦しい。ずっと厳しい練習をやってますし。それに、キックボクサーは練習だけやっていても食えない人も多いんですよ。働きながら試合の準備をしないといけない時代もあったし、大変な職業だと思います。」
言葉とは裏腹に笑顔で話す。森井は長野県から同郷であり、2000年代に活躍した名キックボクサー”野良犬”小林聡の紹介で上京。プロ選手の練習が特にハードだと有名な藤原ジム(現在のGOLDEN GLOBE)に入門。スポットライトを浴びて戦うが、毎日厳しい練習を必要とし、勝ち続けなければ食べていけない厳しい世界を生き残ってきた。
「でも、自分がチャンピオンになって、世界のトップになるというビジョンが明確に見えてるので今まで続いてます。毎日の練習も、試合で相手を倒すということをモチベーションにしてやっていて、試合が決まってないときも、自分がその地位に登り詰めるためには、どんな練習が必要なのかをずっと考えながらやってます。」
人が苦しい、辛いと感じるものを続けるには、明確な目標というモチベーションが大切であると語る。森井も子供の頃からキックボクシングでチャンピオンになるという明確な目標を掲げ、チャレンジを続ける。
休日はヒップホップ
10年以上ずっとキックボクシングにのめり込んでいて、キックボクシング以外に興味が湧くことはあるのか質問した。
「うーん・・・キックボクシング以外。休みの日はずっと家に引きこもって、アクション映画を見て気分を高めるとかが多いですね。あと、高校からヒップホップが好きでよく聞いてます。ただ人混みや、がやがやしたところが苦手で、ライブとかは行かないです。なにか用事がないと休みの日は家から出ないですね。たまにサウナにいったりみたいな感じでおっさんくさい生活をしてます。」
友達に誘われて遊びにいくのは好きだが、一人でも空いた時間を満喫できる。騒いで発散するというのも、日々のストレスを発散する有効な方法だが、森井洋介はひとりで静かに休日を過ごすことが多い。
キックボクシングが充実しすぎてるので、それ以外は考えてない
「将来やりたいことってのは特にないけど、あえて言えば毎日のほほんと過ごしたい。ほんとにのほほんと。将棋なんか指したりしながら、ゆったりしたいみたいな。まあ、今を全速力で生きてるのでその反動なのかもしれないですね。まあ、格闘技をやれるだけやりきって、その後なにか出てくるのかもしれません。」
プロのキックボクサーになると決意した中学2年から今年で14年。ずっとキックボクシングよりやりたいことはなかった。今が充実してるから、キックボクシング以外で先のことはあまり想像出来ないと語る。
森井洋介は現在28歳。キックボクサーとしてのキャリアの充実期を迎える。既に日本人トップクラスの地位を固め、今年5月には学生時代憧れた、全日本キックボクシングのベルトも手にした。KNOCK OUTで目指すのは世界のトップ。
12月5日に対戦するヨードワンディは、”日本ムエタイ界の至宝”梅野源治を相手に、序盤にダウンを奪われながら、猛烈な追い上げで引き分けた強豪。森井の掲げる大きな目標に向け、試金石となる重要な一戦となる。ご注目ください!
「KNOCK OUT vol.0」12月5日(月)会場18:00 開始19:00
会場:TOKYO DOME CITY HALL
チケットぴあ:http://t.pia.jp/pia/event/event.do?eventCd=1646550
Peatix:http://peatix.com/event/202733
©KNOCK OUT
<決定カード>
大月晴明(キック スターズ マスクマン/元Krush -60kg王者、元WPKC世界ムエタイ&全日本ライト級王者)
スターボーイ・クワイトーンジム(タイ/元WPMF世界フェザー&スーパーフェザー級王者)
T-98(クロスポイント吉祥寺/ラジャダムナンスタジアム認定スーパーウェルター級王者)
長島☆自演乙☆雄一郎(魁塾)
森井洋介(ゴールデングローブ/全日本スーパーフェザー級王者)
ヨードワンディ・ニッティサムイ(タイ)
宮元啓介(橋本道場/WBCムエタイ・インターナショナル・スーパーバンタム級王者)
工藤政英(新宿レフティージム/REBELS 55kg級王者)
その他参加予定選手
・梅野源治
・那須川天心
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