【ムエタイ】キングムエ・会長 佐藤孝也のムエタイで勝つ為の100の法則①

キング・ムエ佐藤会長がムエタイで勝つ為の100の法則をキング・ムエ日記に書いている。

ムエタイを知らない人にも知っている人にも読んで欲しい内容だ。

 

下記キング・ムエ日記より引用


ムエタイで勝つ為の100の法則①

2016年が明け、今年から不定期ではありますが、この、

「ムエタイで勝つ為の100の法則」を書いていきたいと思います。

なぜ書こうと思ったか?

今までずっと感じてきたことですが、日本における立ち技格闘技(キックボクシング・ムエタイ・K-1系・・・)は、その競技体系が曖昧で、

キックボクシングなのにムエタイ?ムエタイなのにキックボクシング?K-1系なのにキックボクシング?

という現象が生まれてしまっています。

競技体系が曖昧だと結局判定基準やポイントも曖昧となり、それぞれの競技の良さを消すことになる。

特にムエタイの基本テクニック、シンラパと形容されるテクニックが全く評価されない、また理解されない、などなど。

例えばミドルキックのブロック。

ムエタイの試合ならば、このブロックが出来る出来ないで大きな差となりますが、国内の試合(ムエタイ興行といわれるものであっても)では重要視されないし、上手にブロックする選手をあまり見たことがない。

本当のムエタイと比べ、ダブルスタンダードとなっている感は否めません。

国内で多くの選手や一般練習生がムエタイを志し、日々トレーニングに励んでいるというのに、現在のこの状況は決して良いものではありません。

自分はこれまで、数え切れないほど、それこそ100戦近く、選手達をタイの試合に送りだし、教え子達がどうすればタイで勝てるか、タイでの試合に相応しいレベルに育て上げるか、そんなことばかり考えてきました。

その甲斐あってか、先日教え子である福田海斗がルンピニーの創立記念興行に出場し、タイ国プロムエタイ協会のタイトルも獲得しました。

お恥ずかしい話ではありますが、キング・ムエにはタイ人トレーナーいません。

タイでの試合前はタイのジムでお世話になりますが、基本的には自分達で試行錯誤しながら練習しています。

その中で、自分達が勝ち負けを繰り返しながら培ってきたテクニックや戦い方、考え方を紹介し、少しでも本物のムエタイが正しく理解され、世に広まり、競技としてのムエタイが脚光を浴びることに繋がれば・・・と思った次第です。

もちろん、自分自身、まだまだ勉強・研究の途中です。できない事・わからない事はたくさんあります。

もっともっと知識や経験がある方のご指導はぜひ賜りたいと思います。

さて、ムエタイで勝つ、にはまずムエタイを正しく理解することが重要です。

まず一番重要なこと、それは、“ムエタイはギャンブルである”こと、です。

どちらが勝つか負けるか、それにギャンブラー達が賭けをしているのです。

もちろん、最近では「THAIFIGHT」や「MAXMUAYTHAI」などのギャンブル性が低い、エンターテイメントとしてのムエタイ興行もあります。

が、本物のムエタイはやはりラジャダムナンスタジアム・ルンピニースタジアムなどのメジャースタジアムでのムエタイ。

こういった会場では“賭け”が非常に重要な要素となります。

では具体的に賭けがどのように関わってくるのか、追々紹介していきたいと思います。

ごく一般的に“ムエタイ”が語られるとき、こんな言い分を耳にしませんか?

「パンチやローキックは倒さない限りほとんどポイントにならない」

「1、2ラウンドはポイントにならないから攻めなくていい」

「外国人はKO以外勝てない」等々、現役選手ですらこういった認識が多く、非常に残念極まりない。

これらは全て、間違った認識であることを次回説明していきたいと思います。

(続く)

image
12/23(水)ラジャダムナンスタジアム創立記念興行メイン、セクサンVSセーンマニー戦。

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