【ラジャダムナン】11/14(月)福田海斗・ラジャダムナン 国王陛下追悼興行で惜敗。

福田海斗、ラジャダムナンスタジアム国王陛下追悼興行で惜敗。

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11/14(月)ラジャダムナンスタジアム

プミポン国王陛下の死去に伴い、興行自粛が続いていたラジャダムナンスタジアム。30日間の喪があけた11月14日(月)、ラジャダムナンスタジアム国王陛下追悼興行として自粛開け初のビックマッチが開催された。
この興行は「スックワンキントーン+ペットヴィセット」として行なわれ、現在のムエタイトップシーンを飾る選手たちが一堂に出場、オールスター戦の様相であった。
この興行に唯一の外国人選手として出場した福田海斗(キング・ムエ)は、若手成長株のフルックノーイ・ムーサパンマイ(タイ)と対戦。年末のラジャダムナンスタジアム生誕記念興行に出場するため絶対に落とせない一戦である。

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フルックノーイは10/5(水)のラジャダムナンスタジアムでシンラパタイに敗れるまで9連勝を納めており、若手の最注目株。だが、トップ選手との対戦経験の多い福田が相手では、試合前掛け率も圧倒的に福田の有利であったが・・・。

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序盤、静かな立ち上がりから2ラウンド目に入ると、福田がパンチ・ローのコンビネーション。前蹴りで抑えようとするフルックノーイだが、その前蹴りを福田にキャッチされ福田の右ストレートがヒット。このまま福田がリードを保つかに思えたが、第2ラウンド終盤、フルックノーイの前蹴りが2発3発と立て続けにヒットし、福田は後退。この後退がギャンブラーに微妙な影響を与え、掛け率も拮抗してしまう。

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第3ラウンドから積極的に前に出る福田だが、首相撲の展開でフルックノーイに両手で顔を押さえられ、身動きが取れなくなりそのまま押し倒されてしまう。この動きが引き金となりギャンブラーの掛け率は一気にフルックノーイへ。福田も必死に首をとって膝を蹴りにいくがコカされることを警戒してダイナミックな膝を蹴ることが出来ず、ポイントを奪い返せないまま第4ラウンドへ。

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あとがない福田は前回のラジャダムナンスタジアム(10/6)でランカーのルアンデートを大流血に追いこんだヒジとヒザの連続攻撃でフルックノーイをロープに釘付けに。ギャンブラーも一気に沸き立ち、ここで逆転かと思われたがまたしても顔を押さえられたまま後方へ転倒。最終ラウンドは1発逆転を狙ってパンチとヒジで追いかけるが、絶妙なタイミングで左ミドルを当てられ万事休す。
結局、ジャッジ3名とも49-47の3-0で、福田にとって痛い敗戦となった。

栄えある国王陛下追悼興行に出場し、タイ側からの期待も大きい福田。今回は是が非でも勝ちたいところであったが、若手に足元をすくわれる結果となってしまった。フライ級やスーパーフライ級、バンタム級などは
“神の階級”
とも言われ、タイ人選手の牙城となっている。その神の階級にはランカー以外でもベテラン・若手に関わらず、強豪がひしめき合う。福田もこのあたりが正念場であるが、何かきっかけを掴みさらに一歩進んで欲しいものだ。今後の巻き返しに期待しよう。


11月14日(月)ラジャダムナンスタジアム国王陛下追悼興行「スック ワンキントーン+ペットヴィセット」
第8試合 114ポンド契約

×カイト・ウォーワンチャイ(福田海斗/キング・ムエ/タイ国プロムエタイ協会スーパーフライ級3位)
判定3-0(3者とも49-47)
○フルックノーイ・ムーサパーンマイ(タイ)

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