【REBELS.47】ハチマキvs不可思の試合直前インタビューを公開!11/30(水)

【興行名】REBELS.47
【日 時】2016年11月30日(水)
【時 間】17:30 開場 18:30 本戦開始予定
【場 所】後楽園ホール
【主 催】株式会社 Def Fellow

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【チケット前売】

VIP席:\30,000(\30,500)

SRS席:\15,000(\15,500)

S席  :\10,000(\10,500)

A席  :\7,000(\7,500)

B席  :\5,000(\5,500)

C席  :\4,000(\4,500)

立見  :\3,000(\3,500)

※カッコ内は当日料金

※6歳未満は入場無料(小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料)

【チケット販売所】

e+(イープラス)http://eplus.jp/

後楽園ホール http://www.tokyo-dome.co.jp/hall/

REBELS公式ホームページ http://rebels.jp/


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○ハチマキインタビュー

「僕は梅野源治でも那須川天心でもなく、ハチマキで本当によかったと思う」

聞き手:布施鋼治

── 先日の休日は高尾山のハイキングに行っていたとか。
ハチマキ ハイ、家でじっとしていると疲れてしまうので、歩いて頂上までフラフラっと行ってきました。

── 休日の過ごし方はいつもそんな感じ?
ハチマキ ライブに行ったり、友人と飯を食いに行ったり。あとはひとりでカフェに来て読書したり。本屋さんの雰囲気も好き。いまは芸人のマンボウやしろさんという方が書いた『ブサイク解放宣言-見た目にとらわれない生き方のススメ-』という本を読んでいます。やしろさんは吉本のブサイク芸人のランキングで殿堂入りした方なんですけど、ブサイクはこうやって生きろと指南している。去年芸人の方は引退されていまは演出家をしているんですけど、読んでいて本当に気持ちが解放されました。

── 題名のままじゃないですか(笑)。
ハチマキ たまにジムの帰りにラジオでやしろさんがやっている番組を聞く機会があって、ちょっと気にはなっていたんですよ。でも、その時は声しか知らなかったので、勝手にカッコいい人を想像していたんですけどね(苦笑)。

── 確かに昔のハチマキ選手はイケていなかったり、コンプレックスを感じたこともあったと思うけど、チャンピオンになった現在そんなことはないでしょう?
ハチマキ もともと卑屈な方だとは思いますけど、いまはそうですね。コンプレックスとかは残っていますね。まずは運動コンプレックス。子供の頃はスポーツがあまり得意じゃなかったので。足も遅かったし。

── それも努力によってかなりカバーされたのでは?
ハチマキ そうですね。まず伸ばせるところは伸ばして。でも、僕が那須川天心になれるかといえばなれないじゃないですか。

── それは断言します。
ハチマキ だから僕も那須川天心になりたいかといえば、別にいまのままの僕でいいなと思っています。

── ぜひいまのままでいて下さい。ところで今回もタイトルマッチ。REBELSでは2戦連続王座防衛戦ということになりました。
ハチマキ ずっと防衛戦もやっている感じだけど、裏を返せばそれだけこの階級の選手層が厚いということなのでしょう。それに、チャンピオンベルトはただ持っていても仕方ないじゃないですか。

── 中には記念品のトロフィーのような王座もありますからね。
ハチマキ いまはチャンピオンベルトが山ほどあるので、獲る相手も重要になってくる。そして防衛戦でやる挑戦者によってベルトの価値は決まってくる。だから今回は不可思選手という強い挑戦者を迎えることで、REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級のベルトの価値も高まるんじゃないかと期待しています。

── 最初に不可思選手が挑戦者でという話を聞いた時には?
ハチマキ 次に防衛戦をやるとしたら、今年4月のノンタイトル戦で僕が負けている潘(隆成)君とやるのかなと思っていたので、ちょっと意外でした。もともと不可思選手は階級が違っていたので、全然意識もしていなかった。でも、向こうが階級を上げてきたので、ちょっとだけ直接対決する機運が高まりかけた時もあったんですよ。なので、「いつかやることはあるかな」と予想はしていました。

── 客観的に見て不可思選手の印象は?
ハチマキ センスがある。パンチもキックも一発一発基本に忠実できれい。そしてどの攻撃も相手を倒せるようなキレがある。

── 褒め殺しじゃないですか。
ハチマキ ただ、実際の試合となったらやってみないとわからない。いくら挑戦者が強いといっても負けるわけにはいかないので。自分はREBELSのベルトを持っていることに対する思い入れも強い。ここで具体的な作戦を打ち明けることはできないけど、とにかく勝ちます。

── 第三者から見たら、闘い方も生き方もルックスも全て水と油です。
ハチマキ まあそうかもしれないですね。

── イケイケという部分では前回闘った山口裕人選手と相通じる部分もあるのではないかと思いますが。
ハチマキ あ~、あんまり似ているというイメージはなかったですね。

── 振り返りたくないかもしれないけど、その山口戦(9月25日、逆転TKOで山口がWBCムエタイ日本スーパーライト級王座を獲得)は?
ハチマキ まだ自分の実力不足だったのかなと思いますね。勝ったり負けたりを繰り返しているのはその程度の実力しかないということでしょう。練習して強くなっている実感はあるんですけどね。

── ここ5戦の戦績を振り返ってみると、1勝4敗と芳しくない。
ハチマキ そうですね。でもやるしかない。もっと強くなるために、もっと良くなるためにできることをやるしかない。まあでも、練習するうえでも、何を伸ばしていいのか何が正解なのかわからない。結局自分が正しいと思うことを真面目にやり続けるしかないんじゃないかと思います。

── 正論ですね。
ハチマキ 同じ走りにしても少しやり方や場所を変えてみたり。食事にしても風呂にしてもそうですね。

── 風呂の入り方もこだわる?
ハチマキ いろいろ試してみて風呂に入浴剤とかは入れますね。重いウエートトレをやったあとでは炎症が起こっているので、あまり温めない方がいいという意見もある。なので、そういうトレをした日はとりあえずシャワーだけにしてみようかと思うけど、実際にそれが正しいのかどうかはわからない。翌日それでなんとなく筋肉痛が少ないような気がしたけど、風呂に入っていたらもっと楽になっていたかもしれないじゃないですか。

── 全てが試行錯誤だと。
ハチマキ 練習のボリュームにしてもそう。その強度も上がっているので、全部をフルでやるのは厳しい。今朝は坂道ダッシュをやってきたけど、これを週6回できるかといわれたら絶対無理。要はそういうバランスが問題になってくるんじゃないですか。

── 選手としての余白やのびしろはまだまだあると感じている?
ハチマキ はい、そう思いますけどね。自分の試合映像をみると、「なんでこんなにヘタクソなんだろう」と思いますけど(苦笑)。

── 人生はうまくいかないことの連続ですから。
ハチマキ そうですよね。格闘技は人生の縮図だけど、実際の人生よりは絶対短い。そうい意味ではいい勉強かなと思いますね。

── 今回の防衛戦も試練と受け止める?
ハチマキ 決まった試合はやるしかないというか、自分にとってそれがいい試合になるようにしなきゃいけないと思います。

── どんなところを見てほしい?
ハチマキ 受け取り方は観る人次第だけど、何かは伝わると思うし、何かを感じてほしい。見てもらってその人たちの心の動きが何もなかったら、それはプロではない。何かしら人の心を動かす試合をしなければならないでしょう。やっぱり大勢に影響を与えられる人間になれたらうれしい。僕の試合を観たひとりでもいいから、その人の人生を変えたい。自分も(Kalafinaなどの)ライブを通して人生をいい方に変えてもらった。格闘技もそう。鳥肌が立つような試合を観ていなければ、自分も格闘技をやろうとは思っていなかった。

── 最近PHOENIXは梅野源治がラジャの王座を獲得するなど、士気が高まっていると思います。刺激になっている?
ハチマキ 僕も感動して(梅野が王座を獲得した時には)自分がチャンピオンになった時と同じくらい涙が止まりませんでした。

── それは日頃梅野選手の絶えまぬ努力を目の当たりにしているからでしょう。
ハチマキ そうかもしれない。もう10年くらいの付き合いになるけど、苦労しているのは知っていますからね。最近はダウンを奪われる試合が多かったり、うまくいかない時期もあったじゃないですか。梅ちゃんがずっと目標にしていたタイのチャンピオンになれずにこのまま終わってしまったらやるせないというか、彼の想いが報われてほしいと願っていましたからね。

── 梅野選手の戴冠の翌日からは練習の集中度も違っていた?
ハチマキ 刺激にはなったけど、僕は僕で普段から練習はちゃんとやっているつもりなので。フフフッ。

── 失礼しました。そういえば、同門の前口太尊選手は生涯の伴侶を得ました。
ハチマキ 僕の試合の3日くらい前だったので結婚式には出席できなかったんですよ。まあ自分もできるなら結婚したいけど、とりあえず具体的な話はありません。まあ、それもなるようになるというか、一生懸命に生きていれば巡り合いもあるんじゃないかと楽観的にとらえています。その結果がいまの僕なんですけどね。

── 胸を張って生きてください。
ハチマキ さっきの話に戻ってしまうけど、いまは自分は梅野源治でもなく、那須川天心でもなく、ハチマキで本当に良かったと思う。昔はセンスがある人間に対して嫉妬というか憧れもあったけど、いまは僕は僕で好きなものがあって充実している。負けたら負けたで悔しいですけどね。この間も負けたあと何度となくクソッと呟いていましたよ。

── 負けたら部屋にこもる方?
ハチマキ いや、一応普通に過ごしているつもりです。ただ、負けたあとは世界がセピア色になっていますね。この間のREBELSで王座防衛に成功したらあとは「世界はこんなに明るいのか」と感動したくらい。もともと僕は色弱だし、悔しい思いもあるけど、それも含めて僕の人生なので。

○プロフィール
ハチマキ

所  属:PHOENIX
生年月日:1986年6月19日生まれ(30歳)
出  身:埼玉県さいたま市
身  長:175cm
戦  績:32戦16勝(2KO)12敗4分


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○不可思インタビュー

「早く俺を世に出してくれ!」

聞き手:布施鋼治

── 今年は1月にWPMF日本スーパーライト級王座の初防衛戦、7月にはRISEライト級王座に挑戦とタイトルマッチ続きです。今回は第3弾としてホームであるREBELSでの初のタイトルマッチということになりました。
不可思 ハチマキさんとやるというだけで、タイトル云々はあんまり関係ないですね。緊張の度合いはいつもと変わらない。この間のRISEのタイトルマッチの時も試合中はタイトルがかかっているかどうかなんて全く考えなかった。水町浩選手に勝って、「良かった、良かった」と思っていたら、リングにチャンピオンベルトが入ってきて、「ああ、ベルトももらえるんだ」という感じでした。

── そんな感じだったんですね。
不可思 ただ、REBELSのタイトルは持っていないので欲しい(微笑)。

── いつかやると思っていた?
不可思 去年の途中くらいまで「なんかやるかな」と思ってきたけど、組まれないので「意外とやらないな」と半ば諦めていたんですよ。やっとチャンスが来たかという感じですね。

── 普通に喋ったことはありますよね?
不可思 普通に話します。普通にいい人。

── ただい闘い方も性格も生活様式も全て異なる気がします。
不可思 そうですね。全く違うと思います。ハハハッ。当然プライベートでは全く絡みがない(微笑)。

── どんな試合をイメージする?
不可思 簡単な答えになってしまうけど、序盤か中盤くらいで倒したい。長くなったらなったで別にいいけど、できれば早めに倒したい。

── 何かそうでなければいけない理由があるの?
不可思 ノーダメージだったら、そのまま飲みにいけるじゃないですか(笑)。この間、小笠原瑛作が工藤政英選手を秒殺しましたよね。あの試合を観て、「俺もこのくらい早く終わらせたい」と思いましたもの。いまクロスポイントはみな好調なので、おのおの刺激しあっている部分はあると思う。この間、T-98さんがラジャダムナンスタジアムで日本人王者として初めて王座防衛に成功したじゃないですか。あの試合にも感動して、T-98さんをジムの先輩として誇りに思いました。今度の試合に向け、T-98さんと一緒にスパーリングをしているけど、やっぱめっちゃ強いんですよ。

── それはそうでしょう。
不可思 今回の試合も間違いなくT-98さんより強い攻撃はこない。それだけは断言できる。

── 客観的に分析して王者のハチマキ選手より自分が上回っている部分は?
不可思 勢い、パワー、スピード。気持ちも強いと思う。ハチマキ選手は粘りというかズルズル闘うタイプじゃないですか。こっちからしたら面白くないので、そういう試合はしたくない。巻き込まれることなく倒します。自信もあるので、普通に獲れると思います。

── どんなイメージを抱けばいい?
不可思 倒せる穴を見つけたら、そこを一気につくというイメージですかね。最近は常にテーマを決め、頭を使って練習するようにしているんですよ。

── それはまた意外な話ですね。なぜ?
不可思 以前の俺は作戦もなく、ガーッと行くだけでした。それでも勢いだけで勝てた。

── それゆえに先制のダウンを奪われることも多かったわけですね。
不可思 ハイ(苦笑)。でも、いまは勢いだけではなく、頭を使って闘っている。だからこそ自信がある。これからはイケイケだけではない、新しい不可思に期待してほしいですね。

── そういえば、先日REBELSの山口元気代表がパンクラスの酒井正和代表とともに第三のルールを来年からスタートするとアナウンスしました。その時、山口代表は「不可思に合ったルール」と発言していましたが。
不可思 ああいうノリは結構好き。面白いと思いますね。「観る人はどうなんだろう」という興味もある。自分としてはやってみたい気持ちがありますね。まだその練習はしていないけど、タックルもあるじゃないですか。MMAの人とテイクダウンありの練習もするけど、タックルがあったらハンパじゃない。こっちもレスリングをみっちりやらないと、倒されてボコボコにされてしまうでしょう。「打撃があったら大丈夫」と楽観視していたらたぶんやられる。しっかり対応しないと勝てないですよ。倒されてボコボコにされるのはイヤですから。

── 先日、かつてタイで一緒に汗を流した武尊選手がK-1で優勝しました。刺激になる?
不可思 ハイ。17歳の頃、バンコクのゲオサムリットジムで同じエアコンなしの部屋に住み込んでいたんですよ。週末には一緒にパタヤとかに行っていました。そういうふうに一緒にやっていた奴があれだけ注目されてスポットライトを浴びていたら、羨ましくないといったら嘘になる。「俺はもっと」という気持ちが強いので、単純に「すげぇ」とか「おめでとう」という気持ちではない。本当に武尊は頑張ってきたんだなと思いますね。「俺もまだまだもっとできるのかな」と思いますね。

── だったらKNOCK OUTにも興味あり?
不可思 期待しかないですね。「早く俺を世に出してくれ」と叫びたい。

── 年末のRIZINも?
不可思 絶対いま出ている選手より俺が出る方が人気は出ると思うんですけどね。でも、結局それだけの選手だったら、そこにいようといまいと注目される。だからいまの自分はまだまだなんだと把握しています。

○プロフィール
不可思
所  属:クロスポイント大泉
生年月日:1991年6月17日生まれ(25歳)
出  身:タイ・バンコク
身  長:175cm
戦  績:37戦27勝(10KO)8敗2分


第8試合 メインイベント 70kg級 3分3R
日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS 70kg級王者)
郷野聡寛(GRABAKA/ベンケイMMAシステム/英雄伝説アジア72kg級トーナメント’15優勝)

第7試合 セミファイナル 初代BLADE 61kg級世界王座決定戦 3分3R(最大延長2R)
町田 光(橋本道場/REBELS 60kg級王者、WPMF世界スーパーフェザー級王者)
イリアス・エナッシ(オランダ/オトマニジム/エンフュージョン-60kg世界王者)

第6試合 REBELS-MUAYTHAIスーパーライト級タイトルマッチ 3分5R
ハチマキ(PHOENIX/王者)
不可思(クロスポイント大泉/挑戦者、RISEライト級(63kg)王者、元WPMF日本スーパーライト級王者)

第5試合 ムエタイ 62.5kg契約 3分3R
前口太尊(PHOENIX/J-NETWORKライト級王者)
スアレック・ルークカムイ(タイ/スタージス新宿ジム/元ラジャダムナン認定フェザー級7位)

第4試合 ムエタイ 65kg契約 3分3R
潘 隆成(クロスポイント吉祥寺/WPMF日本スーパーライト級王者)
平野 志(インスパイヤードモーション/元蹴拳スーパーライト級王者)

第3試合 65kg級 3分3R
中村広輝(赤雲會/LEGEND-63kg級王者)
吉田 敢(ゴールデングローブ)

第2試合 ムエタイ スーパーライト級 3分3R
加藤剛士(ウィラサクレック・フェアテックスジム)
夢・センチャイジム(センチャイムエタイジム)

第1試合 55kg級 3分3R
小倉尚也(スクランブル渋谷)
中井将史(リアルディール)

オープニングファイト第2試合 57.5kg級 3分3R
原島 モルモット 佑治(テッサイジム)
千羽裕樹(スクランブル渋谷)

オープニングファイト第1試合 ムエタイ(肘無し) 61kg契約 3分3R
大谷翔司(スクランブル渋谷)
聖也(ウィラサクレック・フェアテックス西川口)

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