【興行名】NJKF 2017 1st
【日 時】2017年2月19日(日)
【時 間】開場・16:45 開始・17:00
【場 所】後楽園ホール
【主 催】NJKF
「NJKF 2017 1st」(2月19日、東京・後楽園ホール)では、ちょうど1年前に悲願のNJKFスーパーフェザー級王座戴冠を果たした鈴木翔也(OGUNI)の初防衛戦が行われる。挑戦者は14年7月の対戦で降している琢磨(東京町田金子)。「前回よりすごく差が開いている」と語る王者に対し、長期の欠場を乗り越え帰ってきた挑戦者は「技術以外の部分で勝ちたい」と返す。WBCムエタイ日本王者・悠矢(大和)へのリベンジに鈴木が歩を進めるか、あるいは琢磨がその足をすくうのか。
■■鈴木翔也
――昨年は遂にNJKF王座戴冠を果たした年でしたが、最後の試合ではWBCムエタイ日本王座のタイトルマッチで悠矢選手へのリベンジかなわず敗れてしまいました。
鈴木 言うだけ言って負けてしまって、去年は本当に大ポカですね。終わった瞬間に2月のタイトルマッチが発生するなって思ったんですけど、正直ランカーを見るとほとんど倒しているので、相手がいないだろうなと思いました。でも、そういう話をした翌日に試合の連絡をもらって。“あるんだ”っていう感じでした(苦笑)。でも防衛戦の期限もあるみたいで。
――そういう状態では気持ちの持っていき方も難しいのではないですか?
鈴木 やっぱり奪うだけなので、挑戦する側って楽だなって改めて思います。でも、チャンピオンになって1年を過ごしたので、今はもうベルトを巻いて当たり前みたいになっているし、ここで奪われてベルトを持ってない、元チャンピオンになる自分っていうのが想像できないです。試合を組むにしても、やっぱり元チャンピオンとチャンピオンじゃステージが違ってくると思うので、きっちり迎え撃つ準備はできています。
――琢磨選手とは14年7月に対戦し、鈴木選手が判定勝ちを収めています。印象はいかがですか?
鈴木 琢磨選手は2度目のタイトルマッチで、2度目に懸ける気持ちが1回目に比べて強いっていうのはすごく分かっています。でも、やっぱりまだ早いかなって。琢磨選手は一時期休場していて、昨年3月の復帰戦を僕は現地で見ていたんですけど、そんなにすごく変わったなっていう印象は受けなかったので、前回よりすごく差が開いていると思います。ただ、パンチでガンガン前に出る印象で、僕スタイルは嫌いじゃないんですよね。なので違う階級だったらすごく応援するかなって思うんですけど、ただ同じ階級なので正面から叩き潰そうと思っています。
――この防衛戦を経て、今年はどんな戦いを描いていますか?
鈴木 減量幅が大きくてライト級でも行けるかなって最近思い始めていたんですけど、悠矢選手への3度目の挑戦に備えてスーパーフェザー級でいます。WBCのベルトより、やっぱりもう1回やりたい、借りを返したいっていうのがあります。彼がインター王座まで行ったら年内は難しくなると思うんですけど、何とか早めにやれるようにしたいです。もし彼がライトに上げたら多分僕もライトに上げると思います。
――それではそんな悠矢選手との3度目の対戦へ向け動き出す、この試合への意気込みを改めてお願いします。
鈴木 お話したように2年前より確実に差は開いていると思うので、琢磨選手がもう一回やりたいじゃなく、階級変えようかな、この階級はもう無理だなって思うぐらい、きっちり叩き潰します。
■■琢磨
――試合が目前になり、調子はいかがでしょうか。
琢磨 調子はだんだん上がってきています。いろいろあって練習してなかった時期もあったんですけど、やっと動けるようになってきました。ここから上がっていくんじゃないかなっていう感じです。あとは試合の時いかに力を抜いて、よく見てできるかだと思います。力を込めて打つとかっていうよりは、自分に余裕を持ってできるか。相手は強いですけど、それでも飲まれないでやれば勝てるんじゃないかと思っています。
――タイトルマッチですから当然力が入ると思いますが、そうではなく、いかに力を抜けるかだと。
琢磨 そうですね、そこは逆の発想で、力んだら効かされたり倒されちゃうと思います。力めば強引になってスタミナも切れるし、距離感も狂っちゃうと思うので、いかに冷静にやって、冷静の中でも熱くというか。
――力を抜き脱力してやる、冷静にやるというのは、琢磨選手がこれまでのキャリアで掴んだことでしょうか。
琢磨 そうですね、これは去年学んだことです。去年全然結果を残せない中で、試合中に脱力できていた時はいい動きもできていたんですけど、押し込まれたり自分のペースが掴めないで余裕がなくなった時、あとは力んだ時に崩されちゃったりしていました。そこを去年よく学んだので、それをできるよう今やっている途中です。去年最後の11月の試合で気持ちの面に関してはいいものを掴めたので、試合の時はそのスイッチを入れていこうかなと思っています。
――鈴木選手とは14年7月に対戦していますが、前回の試合を振り返っていかがですか。
琢磨 あの時も相手が強いっていうのですごい力んで、気をつけ過ぎてボコボコにされているので(苦笑)、鈴木選手はあの時以上に強いかもしれないですけど、そこは僕もいろいろ成長したところがあるので。それを思う存分ぶつけていきたいです。すごくいい選手なので逆にやりがいもあるし、よい選手の方が燃えます。
――鈴木選手にはどんな印象を持っていますか?
琢磨 ガッツがあって何でもできてすごく強いと思うし、頑丈だと思います。たぶん技術的にはあまり勝っている部分は無いかもしれないですけど、それ以外の何か、精神的な燃えてくるものだったり、そういった部分で勝っていきたいと思います。
――それでは最後に試合への意気込みをお願いします。
琢磨 ジムのみんな、支えてくれる人だったり、試合を見に来てくれる人がいて僕がいると思うので、そういう人たちに対して感謝の気持ちを込めて形に残したいし、みんなが何かを感じ取れるような熱い試合ができればいいなと思います。とにかく試合を楽しんで、いい試合をしたいです。
メインイベントⅡ WBCムエタイ インターナショナル前哨戦 61kg契約 3分5R
悠矢 (大和) WBCムエタイ世界スーパーフェザー級14位/WBCムエタイ日本統一スーパーフェザー級王者
ジョーダン”デチャレック”コエ(アイルランド) WBCムエタイ世界スーパーフェザー級11位
メインイベントⅠ スペシャルマッチ 70kg契約 3分3R
宮越宗一郎 (拳粋会) WBCムエタイ インターナショナル スーパーウェルター級王者
森本一陽 (レグルス池袋) Bigbangスーパーウェルター級王者
セミファイナル NJKFスーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
鈴木翔也 (OGUNI) NJKFスーパーフェザー級王者
琢磨 (東京町田金子) NJKFスーパーフェザー級2位
第7試合 NJKFスーパーウェルター級王座決定戦 3分5R
YETI達朗 (キング) NJKFスーパーウェルター級1位
西岡和久 (誠至会) NJKFスーパーウェルター級4位
第6試合 スーパーファイト 52kg契約 3分3R
能登達也 (VALLELY) NJKFフライ級王者
矢島直弥 (はまっこムエタイ) WPMF日本フライ級王者/蹴拳フライ級王者
第5試合 日泰国際戦 55.5kg契約 3分3R
前田浩喜 (CORE) NJKFバンタム級1位
コンバンノー・エスジム (タイ)
第4試合 ミネルヴァ 46.5kg契約 2分3R
松下えみ (T-KIXGYM) Bigbangピン級王者/J-GIRLSピン級王者
C-CHAN (T-GYM) ミネルヴァ アトム級王者
第3試合 NJKFライト級 3分3R
村中克至 (ブリザード) NJKFライト級2位
智也 (VERTEX) NJKFライト級6位
第2試合 NJKFバンタム級 3分3R
淳士 (OGUNI) NJKFバンタム級3位
大田拓真 (新興ムエタイ) NJKFバンタム級4位
第1試合 NJKFスーパーバンタム級 3分3R
海人 (E.S.G)
KINTARO (OGUNI)
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