11月8日(火)東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、11月19日(土・現地時間)フランス・マルセイユで開催される「Nuit Des Champions」(以下、NDC)に出場する野杁正明が試合への意気込みを語った。
NDCは2014年に卜部功也も参戦し(※対戦相手はカリム・ベノーイ)、フランスのみならずヨーロッパ各国からトップファイターが終結するフランス最大の立ち技格闘技イベント。野杁はNDC-66kgタイトルマッチ(王座決定戦)3分5Rとしてエディ・ネイト・スリマニと対戦する。
スリマニは若干21歳ながら30戦29勝(15KO)1敗の戦績を誇り、ヨーロッパでは“ゴールデンボーイ”の異名を持つファイターで、野杁との試合は世界が注目する一戦となった。
野杁は会見で「初海外遠征でいきなりタイトルマッチを組んでいただいたことをすごく感謝しています。せっかくいただいたチャンスなので、そして久々のベルト挑戦なのでフランスで日本の怪物の強さ見せて、ベルトを持って帰って来たいと思います」と挨拶。
野杁にとって今回の試合はプロとして初の海外遠征となるが、所属するK-1ジムEBISU小比類巻道場の小比類巻貴之代表が遠征に帯同。アウェーでも結果を残すのがプロの仕事だと力強く語った。
「向こう(フランス)で調整をしたり、体重を落とさなければならないので、他の選手や小比類巻会長からも、そこは注意した方がいいよと言われてます。日本に外国人選手を呼んで戦うと外国人選手が不利な状況だと思いますが、僕はそういうことに関係なく、力を発揮できたらと思います。
僕は計量前日に体重を落とすタイプなので、フランスの気温や時差は不安要素ではあるんですけど、それも含めてやり遂げるのがプロ。しっかりやり遂げて、僕の強さを知らしめたいなと思います」
対戦相手のスリマニについては「僕もまだ若い方なんですけど、僕よりも年下の選手と戦う機会が増えてきて、今後このようにだんだんと年老いていくのかなとも思ったりもします」と笑いも交えつつも「30戦して1敗しかしてない選手なので、凄い強い選手だと思いますが、何試合か映像を見てもこれといった印象はないです」と一刀両断。
さらに野杁は「今回は5Rの戦いなので、ファイトスタイルも変えてきました。それをやり遂げて、完封してホッとしたい」と新たなファイトスタイルの投入を予告し「今回は1R~5Rまでサウスポーで戦います」と語る。
「昔、卜部功也選手とYOUTH GPで戦った時に、サウスポー対策として、こっちがサウスポーに構えるのが作戦でした。その時はご飯を食べる時も何をする時も左手だったんですけど、今はそれを思い出して、すべて左手でやってる状態なので、いい結果が出るんじゃないかなと思います。
(サウスポーで戦う理由は?)普段からサウスポーでも練習してるんですけど、今回はサウスポーの方がしっくりくるという感じですね。現時点では追い込みの疲れもあるので、なかなか思う通りには動けないですけど、その中でもいい動きはできていて、対策もできています。速い段階でKOできると思うし、5Rフルに使って完封できる準備もできています。どちらになっても、しっかり勝って帰ってくるので、そこは楽しみにして欲しいです」
野杁が海外での王座奪取の先に見据えるものはK-1-65kgのベルトであり、王者ゲーオ・ウィラサクレックへのリベンジだ。
「K-1の-65kgのベルトを獲らないと始まらないと思うので、そこを見据えた試合をしてベルトを持って帰ってきて(タイトル挑戦を)アピールしたいと思います」と語る野杁は「日本の怪物、そしてK-1・Krushの代表としてフランスで戦ってくるので、遠い日本からも応援よろしくお願いします。ベルトを持って帰って、また会見に出席したいと思います」と王座奪取を誓った。
野杁はフランスでも“怪物”ぶりを見せることが出来るか!?
(Krushリリースより © 2016 GOOD LOSER)
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