【興行名】DEEP☆KICK33
【日 時】2017年7月16日(日)
【時 間】OPEN 12:15/ START 12:30
【場 所】大阪・城東区民センタ
【主 催】株式会社フリークス
【DEEP☆KICK 33 試合結果&レポート】
(レポート:佐佐木 澪)
▼メインイベント DEEP☆KICK53kg級挑戦者決定トーナメント決勝戦 3分3R延長1R
×政所仁(魁塾)
〇滉大(フォースクワッド)
判定1-2(28-30、28-30、30-29)
※12月17日、王者多根VS挑戦者滉大のタイトルマッチが決定
1R、ハイキックで先制する政所。バックキック、ミドルと足を使って攻めていく。滉大もミドル、ロー、前蹴りで応酬。さらに政所が右ハイ、滉大が左右ハイ。キレのある蹴りに会場が沸く。終盤、政所が大きく跳んで組むがブレイクとなり終了。このラウンドは、滉大の手数がやや少なめか。
2R。開始すぐに打ち合う。滉大が左右パンチからバックキック、ミドル、さらに左フックを振る。政所にやや消耗が見え始める。滉大は攻撃の手を休めず、右ハイ、パンチを当てて押して行く。政所はパンチが効いている。
3R。滉大はミドル、政所はボディブロー。打ち合うが、首相撲となりブレイク。飛び込んでいく滉大、政所は跳びヒザからロープ際でパンチ連打。さらに打ち合う! 「ベルトを巻きたい」と思う気持ちをぶつけ合い、お互い譲らず打ち合って終了。判定は2-1で滉大が勝ち、53kgの挑戦権を手にした。
試合後、現チャンピオン多根嘉帆がリングイン。
滉大「今日は暑い中ご来場いただき、ありがとうございました。アマチュアの頃から、政所選手は強いと知っていたので、勝てて自信になりました。また、チャンピオンも前から試合を見ていて強いと思っています。でも、一緒に練習してくれた仲間や応援してくれた皆さん、それから今後の自分の格闘技人生のためにも、絶対に勝ってチャンピオンになりたいと思っています」
多根「滉大選手は、これで7戦7勝、僕は8戦8勝です。お互い無敗同士、防衛戦をやりましょう。思い切り打ち合いましょう!」
初代チャンピオンが初防衛を果たすのか、新チャンピオンが誕生するか。激しいタイトルマッチになることは間違いない。
滉大 試合後コメント
「政所選手は昔から見ていたので、強い選手と知っていました、その選手に勝ったので、自信になりました。対策としては、相手はテクニシャンタイプで、僕もどちらかと言えばテクニックのタイプなので、全体のバランスとレベルを上げるような練習をしてきました。
チャンピオンも、アマチュアの頃、それこそ高校生の時から知っていて、TOP☆RUNとかっでチャンピオンになっていたので、強いなと思っていました。何でも出来るし、動きも速いですし。
タイトルマッチに向けては、今日、倒せなかったことも課題になります。それと、フィジカルを鍛えたり、テクニックももっと上げたいですし、全体をバランス良く上げていきたいと思います。
今はベルトを巻くことを目標にしていますけど、いろんなベルトがあるので、いろんな挑戦をしたいです。僕は本来55kgでやっているんですけど、その階級には活躍している選手がいっぱいいるので、その選手たちに勝てるようになりたいです。
笑って入場するのは、いつも心がけています。試合を楽しみたいという気持ちもありますし、笑顔の方がリラックスできるからです。タイトルマッチも楽しめたらいいですね」
▼セミファイナル2 DEEP☆KICK63kg級王者決定トーナメント一回戦 3分3R延長1R
◎西岡蓮太(龍生塾)
×AKINORI(蹴空ジム)
TKO 1R 1分52秒 ※パンチ
※西岡が12月17日のトーナメント決勝に進出
1R開始直後に西岡のパンチでAKINORIがダウン! カウント8で立ち上がる。AKINORIは右ハイを出すが、西岡の右パンチで再びダウン。後がないAKINORI。しかし、さらに襲う西岡の右パンチで三たびダウン。わずか1分52秒で西岡がTKO勝ちした。
セミファイナル2試合の終了後、前王者・山口がリングイン。ベルトを争うこととなった西岡蓮太、虔次郎とともにあいさつした。
山口「63kgのベルトを返上しましたが、DEEP☆KICKのベルトがあったからこそデカイ舞台にも上がることができました。感謝しています。ベルトは返上しても、また機会があればDEEP☆KICKにも上がりたいと思います。そのときはまた応援よろしくお願いします。2人はチャンピオン目指して頑張ってください!」
西岡「これで7連勝になりました。乗っているので、このままベルトを獲りたいです。他団体の強い選手とも闘いたいです」
虔次郎「愛知県のジムで練習している虔次郎です。まだ戦績もそれほど振るわないですが、頑張ります」
会場は3人に温かい激励の拍手を送った。
▼セミファイナル1 DEEP☆KICK63kg級王者決定トーナメント一回戦 3分3R延長1R
×田邊裕哉(京都野口ジム)
○虔次郎(風吹ジム)
判定0-3(28-30、28-30、28-29)
※虔次郎が12月17日のトーナメント決勝に進出
1R、いきなり先制パンチを放つ虔次郎。近づく田邊を蹴りで突き放す。さらに左ハイ! 田邊は左右ジャブ、ミドル、左フックと攻めるが、タイムストップ。虔次郎がバッティングで口頭注意を受け、再開。田邊はロー、虔次郎が跳びヒザを出したところで終了。
2R、虔次郎が跳びヒザからコーナーへ追い込みパンチ。しかし、再びバッティングで口頭注意を受けてしまう。再開後、両者打ち合うが、決定打なくゴングを聞く。
3R、開始すぐに打ち合う。しかし、次第に虔次郎が手数を増やしていく。ボディからバックブロー、さらに右パンチで田邊がダウン! カウント8で立ち上がったが、最後の力を振り絞るようにパンチを打ちまくった虔次郎が判定勝ちを収めた。
▼第4試合 55kg契約 3分3R
×郁弥(山口道場)
○内藤凌太(SB/ストライキングAres)
判定0-3(28-30、29-30、29-30)
お互いキレのある動きが光る。郁弥には、セコンド以外にも後ろで山口兄弟がゲキを飛ばす。パンチで中に入りたい郁弥、蹴りで距離と取っておいてから攻めたい内藤。お互いに攻めあうが、決定打が出ない。
3Rは接近戦に。ローを入れつつパンチで攻める内藤に対し、郁弥もパンチを返すが、ペースがつかめない。自分の距離とペースをつかんだ内藤が判定で勝利した。
▼第3試合 57.5g契約 3分3R
○林眞平(魁塾)
×酒部宏哉(Kick-Style)
判定3-0(30-26、30-27、30-27)
1R、積極的に前に出る酒部。林は防戦態勢になるが、2Rではパンチで前に出て、ロープ際でラッシュ。ブレイク後、林のパンチで酒部がダウン! 酒部は立ち上がったが、すぐにゴング。
3R、飛び込んでいく酒部だが、スタミナを消耗している。林は自分のペースでパンチ、ボディを攻めて終了。判定3-0で林が勝利した。
▼第2試合 54g契約 3分3R
×正木宏幸(NJKF/闘遊塾)
○山脇魁斗(隆拳塾)
判定0-3(28-30、28-30、28-29)
大きくパンチを振る正木に対し、ローや前蹴りで距離を取りながら、中に入ってヒザを打ち込む山脇。2Rでは、コツコツ蹴って行く山脇のローがじわじわと効き、正木が嫌がる素振りを見せる場面も。正木はパンチを出しているが、倒すまでに至らない。
全ラウンドを通して、お互いのスタイルの違いが浮き彫りになる試合となった。
▼第1試合 60g契約 2分3R
×米沢知佐(Teem Free Style)
○中川梨香(大成会館)
判定0-3(三者とも27-30)
1R、最初から前に出る中川。米沢も返すが、中川の積極的な攻めに防戦態勢。2Rでは米沢が先に出るものの、中川は前蹴りやミドルで突き放す。米沢が接近しても、中川はヒザで応酬。米沢は手数は出したものの、中川の圧力が優った。3Rも中川がペースを握り、判定勝利を挙げた。
〈オープニングファイト〉
▼OP第2試合 TOP☆RUN65kg級王座決定戦 2分3R延長1分1R
○中澤友(魁塾 明治橋教室)
×野村一秀(NJKF/健心塾階道場)
判定1-0(30-29、29-29、29-29)
延長3-0(三者とも10-9)
※中澤が65kg級新王者に
▼OP第1試合 TOP☆RUN60kg級王座決定戦 2分3R延長1分1R
×古宮晴(KOKUSHIGYM)
○吉國湧也(BOSS GYM)
判定0-2(28-30、27-30、28-28)
※吉國が60kg級新王者に
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