【ルンピニー】志朗がタイ・ルンピニースタジアムで判定勝ち!3/25(土)

ムエタイ・ギャットペット・スーパーファイト
2017年3月25日(土) タイ・バンコク・ルンピニースタジアム

第5試合 3分5R
×ダオチェンドイ・シットナヨーックピデット(タイ)
○シロー・ペットギャットペット [志朗](BeWell/ISKAムエタイ世界バンタム級(55kg)王者)
判定0-3

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志朗は1月8日、後楽園ホールにおいて、タイの実力者バカイペット・ニッティサムイを5R終了と同時にパンチラッシュにてTKOし劇的勝利を収める。
この事がバカイペットをプロモートするギャトペットペットプロモーションのピーラポン・ティーラデートポンプロモーター(ヒアチュン)の知ることとなり、タイを拠点に闘う志朗のギャットペットプロモーション傘下での活動契約への運びとなった。
タイでの所属ジムもこれまでの96ピーナンジムからギャトペットジムへと移籍。ギャットペットプロモーション契約初陣はルンピニースタジアムでのテレビマッチ「ムエタイ・ギャットペットスーパーファイト」となった。
対戦相手のダオチェンドイ・シッナヨックピーデットは、後半戦に強い事で知られている。志朗陣営は後半戦をいかに闘うかを念頭に、対戦決定当初から作戦を組んで練習してきたという。ダオチェンドイ陣営も志朗がバカイペットをKOしていることなどから、相当警戒を強めていた。

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試合は、初回と2ラウンドは、互いに手数は少なかったが、志朗はローキックを軸にダオチェンドイの出方を探る。
3ラウンドに入りダオチェンドイのミドルが数を増す。志朗がカウンターの右ストレートを合わせると、そのパンチの重さに驚いたのか、ダオチェンドイの前進が一瞬止まる。志朗は、ここで更に右ローキックを蹴り込んだ。ダオチェンドイの太ももが真っ赤に腫れ上がったところで、次は左ミドルにつなげた。ダオチェンドイはここで組んでくるも、逆に志朗の体勢捌きにこかされる。この時点で勝敗賭け率は若干のダオチェンドイ有利で3ラウンド終了。

4ラウンド、これまでの経過から場内ギャンブラーも志朗がムエタイの技を一通りこなせる事が分かると、賭け率も志朗有利に動き始めた。ダオチェンドイは不利を悟ったか、自身の得意な流れである、組んでからの膝蹴りで志朗を潰しにきた。志朗はこれまでに96ピーナンジムで培ってきた捌きのテクニックで応戦。ダオチェンドイが志朗の首を取りに伸ばした腕を、逆に志朗が囲い膝の連打。そして一瞬の隙を見計らいダオチェンドイをこかした。首相撲の展開からも志朗が優勢に試合を運び、そして右ハイキックもヒットさせた。リング上では志朗優勢は明白だが、ここにきて賭け率もようやく志朗有利20-1まで差が開く。志朗はセコンド陣から自身の優勢を確認し、ここで前蹴りを多用し試合ペースを保った。

最終5ラウンド、ダオチェンドイとしては志朗を倒さなければ勝ちはない。ダオチェンドイは、必死の形相で志朗に詰め寄るが、組んだ状態でも志朗の頑丈さの方が目立つ。最後はダオチェンドイは力尽た状態で試合終了のゴングを聞く。試合内容通り志朗は大差をつけて勝利する。

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この試合はタイNOW26chTVで生放送され、志朗のこれまでの経歴や闘いのスタイルなども細かに紹介され、この勝利で志朗の存在が改めてタイで知られる事となった。また試合会場でも場内ギャンブラーからも大きな声援をもらい「一発の強打があり、本場のムエタイで闘う技術も備えている」という事を知らしめることができた。タイで選手活動する志朗にとって、これらの信用度を得た事は、今後の現地活動で大きな武器となる。志朗にとって収穫の多い勝利となった。次戦は5月14日新日本キック後楽園大会でISKA世界王座の防衛戦を闘う予定だ。

 

記事提供:早田寛(Photo & Text by Hiroshi Soda)
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