【REBELS.51】セミファイナル・KOUMAvs炎出丸のインタビューを公開 6/11(日)

【興行名】REBELS.51
【日 時】2017年6月11日(日)
【時 間】17:00 開場 17:20 本戦開始予定
【場 所】後楽園ホール
【主 催】株式会社 Def Fellow

 

 

○KOUMA選手インタビュー

「恥ずかしい格好を仲間に見せたくないので、やられても前に出ます」

聞き手:布施鋼治

── 久々のREBELS参戦となりますね。

KOUMA 2年くらい前に2回ほど出ているけど、いまのREBELSさんには自分の階級の強い選手がいっぱいいる。山口(元気)代表から声をかけてもらったのはすごくありがたい。期待に応えたいですね。

── REBELS 55kg級戦線には魅力を感じていたわけですね。

KOUMA ただ、話をいただく直前までは階級をひとつ下げようと思っていたんですよ。55kg級にはほとんど減量しないで出ているんですけど、周囲から「減量した方がいい」と薦められたので、「だったら次は53kg級で出ようかな」と思っていた矢先でした。

── バンタム級転向も考えていたわけですね。

KOUMA 他団体からも55kg級でオファーをいただいたんですけど、その時は「僕、階級を落とそうと思っているんですよ」と正直に話しました。ただ、今回はREBELS-MUAYTHAIのタイトルマッチじゃないですか。炎出丸さんは自分とやりたがっているという話も耳にしたのでやりたいなと思いました。

── 今年2月にはラウェイに初めて挑戦して大きな話題を呼びました(『Lethwei in Japan 2』で実現したヤーザー戦。結果はドロー)。

KOUMA 楽しかったけど、結果を出せなかったことは悔しい。ラウェイはKO以外は全部ドロー。変な話、手数で判定をとったら自分の負けじゃないかと思うんですよね。ちょっと前までルールを破り続けたアウトロー的な生き方をしてきたのに、ラウェイではルールに助けられた感じがします。チャンスがあれば、もう一度ラウェイに挑戦して白黒つけたい。

── 完全決着をつけたいわけですね。ラウェイの延長というわけではないけど、REBELSでも自分の拳中心のファイトを楽しんでほしい?

KOUMA ハイ。その気持ちは強いですね。

── バイク屋の仕事が多忙で睡眠時間は4時間ほどしかとれないという話を耳にしました。いまでもそう?

KOUMA そういう生活はいまでも変わっていません。さすがに眠い時もあるけど、格闘技は練習しないとやられてしまう世界じゃないですか。自分も「今日は練習をサボろう」という気持ちが頭をもたげる時もあるけど、自分が休んでいるうちに相手は練習しているんじゃないかと思ったら…。格闘技は練習をサボったら、それが思い切り試合に現れると思いますからね。

── そう考えたら、練習はサボれない、と。ところでリングネームの由来は?

KOUMA 本名の「宏馬」を英語表記にしたものです。この名前にする気じゃなかったけど、試合を申し込む時、タイ人は漢字を書けないので、「KOUMA」と書かれたことが始まりでした。それがそのままリングネームになってしまったんですよ(微笑)。

── 今回は55㎏級なので、いつも通りほぼ減量することなく挑む?

KOUMA 大好きなお菓子を我慢するくらい。

── エッ!?KOUMA選手は暴走族出身。失礼ながら、お菓子というイメージは全くといっていいほどありません。

KOUMA 僕、スナック菓子がめっちゃ好きなんですよ。お菓子を食べられないのはきついけど、そんなことをいったら減量に苦しんで飲まず食わずでやっている選手に失礼ですよね。

── 空位の王座を争う炎出丸選手の印象は?

KOUMA 炎出丸選手は首相撲が強いけど、僕は首相撲がめっちゃ弱い。炎出丸選手が首相撲で勝負にきたら、気持ちで対抗します。

── 技術vs気持ち!

KOUMA ほかの選手と比べても前に出る気持ちは自分が一番だと思っているので。これまでの試合もたとえどはんな下馬評であっても、その気持ちで勝利を掴んできました。

── 気持ちを見てくれという選手は多いけど、なかなかリング上では表現しづらい。それを具現化できるスキルを持ち合わせていることがKOUMA選手の強さにつながっているのではないかと推測します。

KOUMA ほかの選手の気持ちはわからないけど、やっぱり負けたくないじゃないですか。恥ずかしい格好を仲間に見られたくないのでやられても前に出る。それが僕の原点ですから。

○プロフィール

KOUMA

所  属:WSRフェアテックス荒川

生年月日:1984年12月17日生まれ

出  身:東京都

身  長:163cm

戦  績:14戦12勝(7KO)1敗1分

タイトル:WPMF日本スーパーバンタム級王者


○炎出丸選手インタビュー

「僕が、もう一度闘おうと思った理由」

聞き手:布施鋼治

── 3月の宮元啓介戦は「負けたら終わり」という覚悟を胸に挑みましたが、1Rに飛びヒザ蹴りでダウンを奪われた末に判定で負けてしまいました。

炎出丸 やっぱりあの一戦にかける想いが強かったので、なんかへんな感じだったんですよ。終わったあともウワ~ッではなく、試合をしていて楽しいと感じました。勝つことだけを考えていたので無心だったというか、結果負けてしまいましたけど。周囲にも「負けたら辞める」という話を伝えていたけど、試合後は「辞めないで」「これで辞めたらもったいない」と声をかけられました。

── そうだったんですね。

炎出丸 実際僕もあのまま(5Rマッチで4Rに)進んでいたら絶対勝っていたと思う。あの試合は3Rだったので仕方ないけど、声をかけてもらって改めて試合はお客さんあってのものなんだと実感しました。いくら自分がプロと言い張っても見る人がいないと何も始まらない。

── ごもっとも。

炎出丸 自分の中では負けたら必要とされないという感覚でやっていたけど、試合内容はまわりから評判が良かったので、軽々しくまたやるとは言えなかったけど、体の調子も良かったし、そんなに思ってくれるならともう一度闘う決意を固めました。

── 今回はREBELS-MUAYTHAIスーパーバンタム級王座決定戦になりました。空位の王座を争うKOUMA選手の印象は?

炎出丸 一回見たことがあるかな?(テクニックは)雑なんですけど、すごく気持ちが入った選手という印象があります。彼がラウェイに出た試合も見ていないけど、すごかったらしいですね。そういう相手とやったら、お互いのいいところが出て単純に面白いものを見せられるのではないかと思いますね。

── タイトルがかかった一戦になったことについては?

炎出丸 ずっと応援してくれる人たちにベルトを見せたいという気持ちはあるけど、そこはあまり意識していないです。噛み合わない人とやっても面白くないというか、僕のフィーリングとしてKOUMA選手だったらいいかなと。

── ちなみにKOUMA選手の試合映像は?

炎出丸 見たけど、細かいテクニックで闘うタイプではないので参考にはならなかったです(苦笑)。彼は「自分の拳を当ててやろう」……それだけを考えて闘っているように見えました。邦博選手との一戦も途中まではボロボロに負けていたのに最後に大逆転したという話を聞きました。技術以上のものを持っている。試合映像から察する以上に気を引き締めないとダメでしょう。

── この一戦で通算55試合目となります。

炎出丸 そうでしたっけ? 前回の宮元戦で自身が戻ったというか、今回は過去の中で一番調子がいいかも。ナチュラルで60kgくらいなので、減量とかもほぼしていないんですよ。

── その要因は?

炎出丸 同世代の駿太選手がすごく勉強家で、彼からいろいろなヒントをもらって食生活を変えてみたんですよ。そうしたら完全に日本食になりました。納豆や発酵食品を進んでとるようにしたら、風邪も引かなくなった。

── 体質が改善された?

炎出丸 サプリメントやプロテインをとらなくなった代わりにバナナ、サツマイモ、ナッツなどをとるようになりました。そうしたら、寝起きも違えば、疲れの抜け方も違う。仕事もはかどるし、やる気が出るので僕にとっては本当にいい。

── もうジャンクフードをとることもない?

炎出丸 (本当にイヤそうな面持ちで)食べたくない。とったら体調が悪くなることがわかっているので。おかげで年齢に関係なくやる気が出てきました。だからといってダラダラ続けようとは思っていないですけどね。

○プロフィール

炎出丸

所  属:クロスポイント吉祥寺

生年月日:1982年10月4日生まれ

出  身:沖縄県

身  長:167cm

戦  績:54戦26勝(5KO)21敗7分


メインイベント 第11試合
REBELS 65kg級タイトルマッチ 3分5回戦 REBELSルール
水落 洋祐(はまっこムエタイジム/REBELS 65kg級王者)
中村 広輝(赤雲會/LEGEND -63㎏級王者)

セミファイナル 第10試合
REBELS-MUAYTHAI スーパーバンタム級王座決定戦 3分5回戦 WPMFルール
KOUMA(WSRフェアテックス荒川/WPMF日本スーパーバンタム級王者)
炎出丸(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORKスーパーバンタム級王者)

第9試合
REBELS-MUAYTHAI スーパーフライ級タイトルマッチ 3分5回戦 WPMFルール
松崎 公則(STRUGGLE/REBELS-MUAYTHAI スーパーフライ級王者)
安本 晴翔(橋本道場)

第8試合
REBELS-MUAYTHAI スーパーライト級王座決定トーナメント 3分3回戦(延長あり) WPMFルール
スアレック・ルークカムイ(スタージス新宿ジム/元ラジャダムナンスタジアム フェザー級7位)
ピラオ・サンタナ(オランダ・メジロジム)

第7試合
REBELS-MUAYTHAI スーパーライト級王座決定トーナメント 3分3回戦(延長あり) WPMFルール
潘 隆成(クロスポイント吉祥寺/WPMF 日本スーパーライト級王者)
杉本 卓也(WSRフェアテックス/J-NETWORKスーパーライト級1位)

第6試合
REBELS-MUAYTHAI スーパーライト級王座決定トーナメント 3分3回戦(延長あり) WPMFルール
鈴木 真治(フジマキックムエタイジム/元J-NETWORKスーパーライト級王者)
馬木 愛里(岡山ジム/ルンピニー認定スーパーライト級10位、ムエタイオープン同級3位)

第5試合
65kg契約 3分3回戦 WPMFルール
高橋 幸光(はまっこムエタイジム/MA日本ライト級王者)
峯山 竜哉(WSRフェアテックス西川口)

第4試合
ライト級 3分3回戦 WPMFルール
津橋 雅祥(エスジム/蹴拳ムエタイ・スーパーフェザー級王者)
良太郎(池袋BLUE DOG GYM)

第3試合
フェザー級 3分3回戦 WPMFルール
浦林 幹(フリー)
雅也(T-KIX GYM)

第2試合
フライ級 3分3回戦 WPMFルール
蓮沼 拓矢(テッサイジム)
JIRO(創心會)

第1試合
ライト級 3分3回戦 WPMFルール
NIIZUMAX!(クロスポイント吉祥寺)
大谷 翔司(スクランブル渋谷)

オープニングファイト
58kg契約 3分2回戦 REBELSルール
三浦 翔(クロスポイント大泉/J-NETWORKアマチュア全日本選手権大会 Aリーグ優勝)
小野 幹晃(IGGY HAND’S GYM/DEEP KICK アマチュアトーナメント優勝)

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