8月、REBELSでの鈴木博昭戦こそドローに終わったものの、9戦無敗と依然好調の健太。『NJKF 2016 6th』(09月17日、東京・後楽園ホール)でのアローン・ゴンザレス(エスジム)戦を前哨戦とし、11月のWBCムエタイ インターナショナル王座奪取へ向かう。
8月のREBELSではシュートボクシングの鈴木博昭選手と対戦するも、お互い譲らずドローに終わりました。
健太 『最初から3Rなのは分かっていたことだし、怪物くん(鈴木)も投げ・関節がない、だいぶ抑えられたルールだったので、本当にただ自分の実力不足です。ディフェンスが固いなとは思っていたんですけど、予想以上にブレない、崩れない感じでした。ディフェンスが崩れないままビックヒットを狙ってもよけられちゃうので、それを崩してから突破口を見い出すのがセオリーなんですけど、それを探っているうちお互い終わってしまったというか。だから実力不足なんですけど、本当に不完全燃焼の試合だったので、次の試合が決まっていてよかったです。溜まったエネルギーのはけ口があるっていうか。この鬱憤を晴らすしかないです。』
――今回の対戦相手、アローン・ゴンザレス選手の印象をお願いします。
健太 『ちょうど『TOYOTA CUP』で試合を見てパワフルだとは思いましたが、荒々しい感じで全然隙はあるので、冷静にカウンターを入れていけば問題ないと思っています。僕は勝利至上主義者で、あまりKOとかは言わないタイプですけど、今回は鈴木戦の鬱憤もありますし、KOを狙えるんじゃないかと思います。』
――最近はカウンターや隙をつく攻撃の精度が上がり、ダウンを奪う場面も増えてきているのではないでしょうか。
健太 『まだダウンで終わってはいるんですけど、一瞬の隙をつけるようになってきているので、“自然と倒せる”みたいになるのが究極で、今はそこへ向かっている途中です。“リスクを冒して倒しに行く”っていうのは僕の格闘技哲学ではないので、リスクを冒さず、逆に“倒すことがリスクを少なくする”ような戦い、倒すべくして倒す、あるいは倒せる時に倒す。それが僕の目指す、自分の完成形だと思っています。』
――現在の完成度としてはいかがでしょうか。
健太 『到達具合はまだまだです。難攻不落で最後には勝つ、そこからさらに1歩進んで完全無欠を目指したい。目指すべきはアーネスト・ホースト。ホーストもキャリアの最後は逆にKOが多くなっていたので、ああいう鉄壁の選手を目指したいです。』
――アローン戦へ向けての意気込みをお願いします。
健太 『冷静にやって、勝つのは最低条件なんですけど、その上で倒すべくして倒せる、そのきっかけを掴めるような試合になるかもしれないです。』
――11月に予定されるWBCムエタイ インターナショナル王座戦についてもお願いします。
健太 『歳も歳なので早くやりたいと思っていました。なので年末にインター王座を獲って、来年には世界戦をやりたいです。』
アーロン選手、一言お願い致します。
アーロン 『07月の『TOYOTA CUP』は調子がよかったし、今回も自信があります。健太のことは去年戦ったジムのセイサック(15年09月に対戦し、健太の3R TKO勝ち)からも聞いているし大丈夫です。モンダイナイ。エスジムの強さ、ムエタイの強さを見せたいと思います。』
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