木村”フィリップ”ミノルが9・25RIZINに総合格闘技ルールで初参戦!「K-1を背負ってRIZINで大喧嘩する。思いっきりぶっ飛ばして心を折って失神させたい」


8月18日(木)にて記者会見が行われ、木村”フィリップ”ミノルが9月25日(日)さいたまスーパーアリーナにて開催される「RIZIN FIGHTING WORLD GRAND-PRIX 2016無差別級トーナメント開幕戦」に総合格闘技ルールで初参戦。チャールズ・“クレイジーホース”・ベネットと対戦することが発表された。

昨年末のRIZINではK-1から-55kg王者・武尊とHIROYAが参戦を果たしているが、今大会には木村”フィリップ”ミノルが初参戦。しかもK-1ルールではなく総合格闘技(MMA)ルールでの参戦となり、かつてPRIDEで五味隆典や川尻達也と対戦しているアメリカのチャールズ・“クレイジーホース”・ベネットと対戦することが決まった。(-67kg契約で試合時間は現在調整中)


会見には木村と前田憲作K-1プロデューサー、そして榊原信行RIZIN実行委員長と髙田延彦RIZIN総括本部長も同席。髙田統括本部長は「RIZINにはスパイシーな刺激物が必要です。大会当日あの時間帯に全国ネットの中にミノル選手の独特の佇まいやファイトスタイルを見てもらえることはRIZINにとっても、見てくれる人にとっても大きなプレゼントです」と木村のMMA参戦について語り、続いて前田プロデューサーと木村がRIZIN参戦に向けてコメントした。

前田憲作K-1プロデューサー
「K-1はRIZINさんとコミュニケーションを取る中で昨年末にK-1ルールで選手を送り込みました。そして今回いよいよK-1からMMAに選手を送り込みます。木村選手はMMA初挑戦ですが、木村選手なら海外のファンにも喜んでもらえる試合をしてくれると思います。ぜひ勝ってほしいです」

木村”フィリップ”ミノル
「今回K-1を背負ってRIZINで大喧嘩することになりました。でも僕はRIZINにリスペクトがあります。RIZINで戦う以上、K-1ルールやMIXルールのような生ぬるいルールでやるつもりはなく、MMAルールでやります。ベネット選手は百戦錬磨の相手ですが、思いっきりぶっ飛ばして心を折って失神させたいと思います。そしてチャンスがあれば関節技でもタップを取りたいです」

そしてここで司会者がベネットのコメントを発表。ベネットからは「今回の相手はK-1だと?K-1の連中はみんな親切だからな、甘い世界に残ってた方がよかったんじゃないか?こっちの世界のやつらはみんな意地悪だぜ。パワーボム、ヘリコプタースラム…なんてされたことないだろう。全部危険な技ばっかりだ。対戦相手のことは知らねえがミノルだったかなんだか…とにかく女みたいな名前だ。改名した方がいい」と挑発的な言葉が続いた。

これを受けて木村も「かなりなめてますね。こっちも生ぬるい世界で生きてないし、身体に悪い寝技やってくるなら、ボコボコに顔面を蹴って失神させたい。俺は組みついて休めるルールじゃなくて、逃げ場がない殴り合うルールでここまで来たんで、それを痛いくらい分からせます」とK-1ファイターとしてのプライドを口にし、対抗意識を燃やした。

続く質疑応答で木村はMMA挑戦を決めた理由を説明。「ずっとMMAには興味がありました。K-1の代表として、K-1の打撃があれば(MMAで)どこまで通用するんだろうという興味と、何でもありのMMAで勝てば自分自身キャリアの中でもすごいものを得られると思いました。RIZINという最高の舞台で大喧嘩ができれば自分にとっても大きなものになると思っています」と話す。

MMAの練習そのものはGSAを中心に1カ月ほど前からスタート。レスリングオリンピック元日本代表の安達巧や山田崇太郎から組み技を教わり、川尻達也や福田力ともスパーリングで手を合わせたという。

木村自身「組み技やグラウンドで下になることは難しいけど、ハードにトレーニングしているんで総合格闘家として、いい感じに仕上がっている。問題なく対応できると思います」とMMAへの対応には自信。

理想のファイター像として同じ立ち技出身のヴァンダレイ・シウバやミルコ・クロコップの名前を出し「(MMA用の)オープンフィンガーグローブはパンチ当てるところが細かくなるので最初は難しかったけど、しっかりナックルをぶちこめてば倒れるし、倒せると思うので楽しみ。試合は立ちから始まるので、グラウンドや組み技にもさせずに立ちで倒そうと思います」とK-1仕込みの打撃によるKOを予告した。


今後も木村はK-1ルールとMMAルールを並行して行う意向で「僕はK-1ファイターですがMMAも一回だけではなく、どちらもやる選手になりたい。どちらでもトップを目指していきたい」。将来的に戦いたい相手として山本アーセンの名を挙げ「戦いたい理由? アーセン選手が目立っているから。そういう選手を倒して自分が目立っていきたい」と語った。

会見後の囲み取材では榊原実行委員長が改めて木村のRIZIN参戦の経緯を「RIZINとしてずっとK-1さんと話をしていて、昨年末にはK-1ルールの試合を組みました。その後もK-1さんとは良い関係を築いてきた中で、MMAファイターとしての可能性を感じていた木村選手にMMAルールのオファーを出し、そこで一歩踏み出してくれました」と説明。

木村の「アーセン選手と戦いたい」という発言を受けて「いいんじゃないですか。RIZINではみなさんが見たいカード・旬なカードを組みたいですし、9月の結果次第では大晦日にアーセンVS木村が実現してもおかしくないと思います」とコメントしている。

プレス向けの写真撮影で木村はRIZINのオープンフィンガーグローブを着用し、用意されたベネットのパネルにパウンドを落とし、最後はヒザ蹴りでパネルを真っ二つ。RIZINそしてMMAの試合でK-1ファイターの強さを見せることが出来るか!?

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