9月1日(木)東京・大久保にあるGSPメディアセンターにて記者会見が行われ、10月15日(土)東京・後楽園ホール「Krush.70」からスタートする「第5代Krush-60kg王座決定トーナメント」の対戦カードが発表された。
第4代王者・卜部弘嵩が返上したベルトをかけて、全16選手参加によって争われる「第5代Krush -60kg王座決定トーナメント」。10・15「Krush.70」を【開幕戦 Round.1】、12・18「Krush.71」を【開幕戦 Round.2】とし、それぞれ1回戦・4試合を実施。2017年2月大会で準々決勝、4月大会で準決勝、そして5月大会で決勝戦という長丁場のトーナメントだ。
この日の会見では10・15「Krush.70」で行われる1回戦・4試合が発表され、対戦カードごとに選手たちが登場し、トーナメントへの意気込みを語った。
2014年のWILDRUSHリーグ優勝者で、第4代王座決定戦で弘嵩をあと一歩のところまで追いつめた島野浩太朗がトーナメントに参戦。対戦相手はムエタイルールを中心に活躍し、今回がKrush初参戦となるウルフキックボクシングジムの覇家斗だ。
再びKrush-60kg王座を目指す戦いに臨む島野は「Krushで試合が決まると、緊張感があってゾクゾクして『生きている!』って感じがします。最高です。2年前にタイトルに挑戦させてもらって悔しい想いもしたけど、Krushで試合が決まると、いつもデビュー戦のような新鮮な気持ちでスイッチが入ります」と早く戦いたくてしょうがないといった様子。
7月に菅原道場が所属するMA日本スーパー・フェザー級王座を獲得しての参戦となるが「もちろん一つタイトルを獲って背負うものがあるけど、ルールも違うし、KrushはKrushで特別なもの。全員ぶっ壊してベルトを獲りに行こうと思います」とあくまで一選手として-60kg王座を狙うつもりだ。
一方、Krush初参戦で王座決定トーナメントに抜擢された覇家斗は「今回このようなチャンスをいただき、ありがとうございます。Krush初参戦ではあるのですが、一人一人倒してチャンスを掴めるように一戦必勝で勝っていきます」と挨拶。
「自分の格闘技の原点はK-1で、そこからKrushも意識するようになりました。Krushのイメージは倒し合いで、誰もが見ていて興奮する場所だと思います」とKrushの印象を語り「自分はデビューも遅いので技術はないけれど気持ちだけでは誰にも負けません」とKrushのファンにハートの強さを見せたいと話す。
今回はKrush-60kgでキャリアを積んできた島野にKrush初参戦の覇家斗が挑むという図式の一戦。「Krushとはどういうものか?」という質問を受けた島野は「Krushは破壊というテーマがあって、危険な空気を対戦相手と作って壊し勝つリング。だから自分も気持ちを作って準備したい」と告げ、覇家斗も「そう言われるとワクワクします。島野選手はKO率が高いイメージがあるんで、自分も気を引き締めてトレーニングして、しっかりバチバチ打ち合いたい」と呼応する。
また島野が千葉の菅原道場から、覇家斗が栃木のウルフキックボクシングジムから参戦するという部分でも両者は共鳴し、互いに激闘を誓い合った。
「僕は地方から来て試合をしているのですが、地方のジムは舐められやすいし、都内のジム=強いというイメージがあると思います。だから地方のジムでもちゃんと戦えるところを見せたいし、個人次第で強さは変わるところも見せたい。僕は気持ちをむき出しにして、Krushでトップを獲るんで楽しみにしてください」(覇家斗)
「僕も地方の田舎ジムに所属していて、地方の競走馬だと思っています。覇家斗選手も気持ちで打ち合う準備をしてくれると言っているし、僕とは立場もバックボーンも一緒だと思います。だからこそ初戦でしっかりぶっ壊してて、他の選手も全員ぶっ壊して、地方の競争馬が中央競馬をとるように、Krushの中心まで壊し獲りたい」(島野)
1回戦・4試合の中でも激闘必至の一戦。Krushに壊し合いに壊し勝つのは島野か? それとも覇家斗か?
第4代王者・卜部弘嵩が返上したベルトをかけて、全16選手参加によって争われる「第5代Krush -60kg王座決定トーナメント」。10・15「Krush.70」を【開幕戦 Round.1】、12・18「Krush.71」を【開幕戦 Round.2】とし、それぞれ1回戦・4試合を実施。2017年2月大会で準々決勝、4月大会で準決勝、そして5月大会で決勝戦という長丁場のトーナメントだ。
この日の会見では10・15「Krush.70」で行われる1回戦・4試合が発表され、対戦カードごとに選手たちが登場し、トーナメントへの意気込みを語った。
長らくKrush-60kgのトップ戦線で活躍し、過去にタイトル挑戦歴のある大沢文也が第5代王座決定トーナメントにエントリー。対戦相手は九州から参戦する朝久道場の朝久泰央で、これまで戦ってきた-55kgから-60kgまで一気に階級を上げての参戦となった。
7・18「Krush.67」で原田ヨシキに勝利しての参戦となった大沢は「7月はすごいしょっぱい試合をして、マネージャーからめっちゃ怒られました。そして『宮田(充プロデューサー)さんに本当にキレられるぞ!』と言われたので、そうならないように頑張ります」と“らしい”言葉で挨拶。
対戦相手の朝久のことを「僕、2年間負けてないんですけど、この2年間で戦った相手の中で一番強いと思う。めっちゃ強いし、本当に強敵だと思います。原田ヨシキとか島野浩太朗よりもやりづらい」と分析する。
その後は「昨日も松倉信太郎と牧平圭太とガンガン練習して、今の俺はめっちゃ強い…って言うといつも負けるんですけど(笑)、今回は本当にめっちゃ強いんで楽しみにしてください」と今度こその絶好調宣言(?)。
時折、笑いも交えて会場を和ませる大沢だったが「前の会見でも言いましたけど、俺はKrushのベルトがめっちゃ欲しいです。91年会(HIROYA、武尊、松倉信太郎)でベルトを巻いたことないのは僕だけだし、TANG TANG FIGHTになってまだ誰もベルトを巻いてない。だから自分が最初にベルトを巻きたいっす。もうジムでも一番上になって、下の子たちにも背中を見て育って欲しいんで、僕がこのベルトを巻きます」と後輩たちのためにも必ずベルトを獲ると誓った。
一方の朝久は-60kgへの階級転向の理由を「成長期に伴って身体が大きくなってきてきました。あとは-60kgは様々な選手がいるので、そういう選手と闘いたいと思って階級を上げました」と説明。
これまでより5kg重い階級での試合となるが「身体もできてきてるし、-60kgでも通用するスピード・パワーがついてきていると思います」と不安はなく「-60kgで初めて試合をすることが楽しみです。スピード・パワー・テクニックすべてを活かしてガンガン攻め続けるスタイルで戦います」と試合が待ち遠しいと話す。
対戦相手の大沢については「パンチのテクニックもあってパワーもある素晴らしい選手」としつつ「チャンピオンになるためには4試合勝たなければいけない。先のことを考えるのではなく、まずは1試合1試合全力で戦って行こうと思います。試合まで一生懸命練習して勝ち取ります」と目の前の試合に全力投球する構えだ。
大沢に「ちょっと緊張しすぎじゃない?」とツッコまれ「僕はしゃべりは得意じゃないので…試合で証明したい」と返した朝久。キャラクターもファイトスタイルも180度違う2人の対戦はどんな結末を迎えるか?
第4代王者・卜部弘嵩が返上したベルトをかけて、全16選手参加によって争われる「第5代Krush -60kg王座決定トーナメント」。10・15「Krush.70」を【開幕戦 Round.1】、12・18「Krush.71」を【開幕戦 Round.2】とし、それぞれ1回戦・4試合を実施。2017年2月大会で準々決勝、4月大会で準決勝、そして5月大会で決勝戦という長丁場のトーナメントだ。
この日の会見では10・15「Krush.70」で行われる1回戦・4試合が発表され、対戦カードごとに選手たちが登場し、トーナメントへの意気込みを語った。
これまで-55kg・-58kgで試合を続けてきた佐野天馬が階級を上げてトーナメントに参戦。-60kgでキャリアを積み重ねてきた松野祐貴との対戦が決まった。
-60kgでの王座獲りについて「減量がきついわけではなくて、こういったチャンスをいただいて出ることを決めました。このチャンスを断る人はいないと思います」と語った佐野。所属するチームドラゴンは前王者の卜部弘嵩を筆頭に-60kgの強豪が揃うジムで「先輩たちからは『獲らなきゃダメだぞ』と言われました」という。
対戦相手の松野については「昔から知っていて、ドラゴンの選手も何人か戦っている選手」とする一方「強いとは思いますが、特に武器もないんで普通に勝てると思います」と余裕を見せる場面も。
「このトーナメントでは一番Krushらしいバチバチの打ち合いをしたい。実力はまだまだだと思いますが、自分のすべてをかけてこのベルトを獲りに行きたいと思います」と王座奪取への意気込みを語った。
対する松野は「自分は2012年の挑戦者決定トーナメントにも2014年のWILDRUSHリーグにも出られなくて、ずっと『なんで俺を出さないんだ?』と思っていました」とチャンスに飢えていたことを明かし「今回のトーナメントでおいしいところを全部持っていくつもりです」と主役宣言。
試合そのものは約1年ぶりとなるが「この1年でフィジカルトレーニングをやり込んで一発で倒せるパワーを身につけた」と来たるべき時に備えて武器を磨いていた。
現在19歳で将来を渇望される超新世代の佐野のことを「若くて強くて正直怖い」と評しつつ「これから相手のことをしっかり研究する。自分はこれが最初で最後のチャンスだと思うので、おいしいところをかっさらうつもいでやります」と今回のトーナメントにかける想いを語った。
チームドラゴンの超新世代・佐野が一気にベルトまで駆け上がるか? それともKrushでチャンスを待ち望んでいた松野が意地を見せるか?
第4代王者・卜部弘嵩が返上したベルトをかけて、全16選手参加によって争われる「第5代Krush -60kg王座決定トーナメント」。10・15「Krush.70」を【開幕戦 Round.1】、12・18「Krush.71」を【開幕戦 Round.2】とし、それぞれ1回戦・4試合を実施。2017年2月大会で準々決勝、4月大会で準決勝、そして5月大会で決勝戦という長丁場のトーナメントだ。
この日の会見では10・15「Krush.70」で行われる1回戦・4試合が発表され、対戦カードごとに選手たちが登場し、トーナメントへの意気込みを語った。
最初に発表されたカードは明戸仁志と渡辺武の一戦。-60kg随一のパンチ力を誇るハードパンチャー明戸と2014年にWILDRUSHリーグ(-60kg)に出場した渡辺が1回戦で拳を交えることになった。
今回が約半年ぶりの試合となった渡辺は「王座をかけたトーナメントに声をかけていただいて感謝しています。全力でベルトを獲りに行くので、よろしくお願いします」と挨拶。
WILDRUSHリーグ以来となるタイトルへのチャンスを前に「最近は-58kgで試合をしてきましたが、デビューから10戦くらい-60kgでやってきました。この階級には縁があると思うし、リーグ戦で悔しい想いをして、新しく始めたトレーニングもある。それで強くなっている実感もあるし、あの時の悔しさをトーナメントにぶつけたい」と燃えている。
対戦相手の明戸については「パンチ力があって気持ちが強い選手」と分析した上で「負けないところはスピードと手数。激しく打ち合う試合をするので、どちらが勝つか見に来てください」と正面突破を誓った。
一方、現在2連敗と勝ち星から見放されている明戸だが「最近はしょぼい試合が続いていましたが、トーナメント参戦が決まって気持ちも上がっています。このトーナメントで爆発して、気合い入れてやっていくんで期待していてください」と巻き返しを宣言。
「自分は7年前、23歳の時に初めてKrushの新宿FACE大会に出ました。その時からずっと-60kgでやってきたので、このベルトはずっと狙っていたものです。このチャンスを全力で戦いたいと思いますし、メンタルもフィジカルも鍛え直して半年間戦い抜きます」と王座奪取への覚悟を語る。
スピード・手数を持ち味だと話した渡辺に対し、明戸は「自分の方がパワーは全然あると思うし、パワーと気持ちでは負けない。そこで倒しに行くスタイルで試合をする」と持ち前の強打で対抗するつもりだ。
トーナメント1回戦を勝ち進むのはパワー・強打の明戸か? スピード・手数の渡辺か?
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (0)
この記事へのコメントはありません。