【REBELS.47】日菜太vs 郷野聡寛の試合前インタビューを公開!11/30(水)

【興行名】REBELS.47
【日 時】2016年11月30日(水)
【時 間】17:30 開場 18:30 本戦開始予定
【場 所】後楽園ホール
【主 催】株式会社 Def Fellow

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【チケット前売】

VIP席:\30,000(\30,500)

SRS席:\15,000(\15,500)

S席  :\10,000(\10,500)

A席  :\7,000(\7,500)

B席  :\5,000(\5,500)

C席  :\4,000(\4,500)

立見  :\3,000(\3,500)

※カッコ内は当日料金

※6歳未満は入場無料(小学生から有料、6歳未満でも座席を必要とする場合は有料)

【チケット販売所】

e+(イープラス)http://eplus.jp/

後楽園ホール http://www.tokyo-dome.co.jp/hall/

REBELS公式ホームページ http://rebels.jp/


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○日菜太インタビュー

聞き手:布施鋼治

── 先日は郷野選手とともに会見(10月22日・新宿フーターズ)に臨みました。

日菜太 もっと盛り上がってくれれば良かったと思ったけど、郷野選手が乗ってこなくて、ちょっとあれっという感じでした。

── 確かに会話のリズムはいまひとつ合っていなかったですね。

日菜太 そうなんですよ。それがちょっと残念でした。

── 本職はMMAの選手ですが、昨年は全部立ち技のルールで闘って、大きく勝ち越しています。

日菜太 中国でどのくらいのレベルの選手とやっているのかわからないけど、そういう話ですよね。いずれにせよ、アウェイの地で行なわれたトーナメントで優勝するというのは大したものですよ。

── その一方で気になる点もありますね。

日菜太 ウエートに関してヤバいという話じゃないですか(過去に4度計量オーバー)。そこですよね。僕は対戦相手がムチャクチャ重い体重で計量会場に現れたり、契約体重が直前に変更になったことが計3回もある。それはすごくイヤな思いとして残っているんですよ。

── 郷野対策は?

日菜太 対策という対策を立てての練習はしていないです。試合までにはもう少し試合映像を見ようと思います。この間電車の中でYoutubeにアップされていた郷野選手の試合映像を見たけど、あまりにも面白くなくて途中で観るのを辞めてしまいました。

── 中国の試合? 日本の試合?

日菜太 どちらの試合もちょっこちょこっと見たんですけど、あまりにも同じような展開の試合が多かったんですよ。

── 郷野選手の試合はひらりひらりと相手の攻撃を交わしながら、どこかでポイントをとって勝つというイメージがあります。

日菜太 そうですね。国内のでは山本優弥さんとの一戦(2011年4月30日)を見たけど、ベチベチやっている間に試合が終わった感じでした。

── 郷野選手の得意技はディフェンス。あのダッキングやスウェーは気にならない?

日菜太 う~ん、蹴りがあってあれができるかどうか疑問ですね。僕の左ミドルに対してああいう避け方ができるのかな? 蹴りに対して頭をくぐって避けるとか結構危険だと思うんですよね。

── なるほど。

日菜太 最近はボクシングで闘っても自信があるので、全然打ち合っても勝てるんじゃないかと思っています。パンチだけで勝負してもいい。それくらいできないと、(自分より)上の連中には勝てないのかなって最近思うんですよね。ただ、秒殺してもあれなので、3Rしっかりかけてもう郷野選手に勝負を諦めさせるような終わり方をしたい。でも、判定勝ちだけは絶対に避けたい。

── 勝つだけだったら満足できない?

日菜太 ハイ。今回はちょっと色気を出してみようかなと思っています。イメージは昨年大晦日の宮田和幸戦です。あれくらい蹴りまくったらお客さんも面白いでしょう。

── 少なくとも70kg級だったら国内最強という自負はある?

日菜太 本当にそう思っています。佐藤嘉洋さんも引退してしまった。城戸選手と言われることも多々あるけど、何回やっても負ける気はしない。圧倒できると思う。

── 前回の大会から施行された新ルール(※攻めていると判断されたら、首を掴んだ状態でも連続攻撃が可能)に関しては?

日菜太 全く問題ないし、意識していない。仮にそういう攻防になったとしても、自分の方が有利な組み手をとる自信はあるので問題はないと思います。以前、KNOCK OUTから話をいただいた時も自分がパンチを入れたあとだったら有利だと思いましたからね。

── 去年はツイッターを通じて自ら立候補してRIZIN参戦を実現させました。

日菜太 ただ、RIZINに出ても思ったより反響はなかった。やっぱり世間は想像している以上に格闘技離れをしているんだと思いますね。悔しいですけど、もういまの子供たちはMAXを知らない。小学生や中学生は魔裟斗さんですら知らない。

── 時代はどんどん移り変わっていきますからね。ところで今年もRIZIN出場を狙う?

日菜太 ハイ。ただ、僕の良さが100%出るのはキックだと思う。3週間くらいの期間だけ練習をやってMMAに挑戦しても、お客さんは面白くないでしょう。それより地上波でキックボクシングを見せたいという思いが強い。その思いはほかの誰よりもあると思っています。

── 日菜太選手はK-1ワールドMAXで地上波に映る影響力を知っていますからね。

日菜太 気持ち的にはまだ22~23歳だけど、最近は自分が旧世代だと思うようになってきた。僕や健太選手や自演乙選手は旧世代でしょう。いまは新世代──クロスポイントだったら裕典と瑛作の小笠原兄弟や潘隆成も一緒に練習していて本当に強くなったと思います。でも、よくよく考えたら、自分がRISEでチャンピオンになったのも21~22歳だった。そのくらいの年の時には自分もそれなりの強さを持っていたんだなと思うけど、いつのまにか30歳になってしまったんだなぁって思いますね。そういえば、郷野選手もPRIDE武士道に出ていたじゃないですか。お互い地上波に映っていた格闘技イベントに参戦していた者として、ファンや新世代に何か伝えられるものがあると思うんですよね。

○プロフィール
日菜太
所  属:クロスポイント吉祥寺
生年月日:1986年8月26日生まれ(30歳)
出  身:神奈川県
身  長:181.5cm
通算戦績:57戦41勝(14KO)16敗


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○郷野聡寛インタビュー

「MMAとキック。いまとなってはどちらも本職です」

聞き手:布施鋼治

── 記録を調べてみたら、去年行なった7試合は全部立ち技でした。

郷野 そうなんですよ。どこかと契約すると、ほかのところに出られなくなる。俺の場合、どこかと契約すると、途中で大会が開かれなくなることもあった。海外ばかりだったのは日本と違ってしがらみがなかったから。アェイで闘う方が楽でしたね。

── 今年になってから1年半ぶりにMMAに復帰しました。

郷野 REALの方はトーナメントだったので、勝てば自然と次の試合が組まれると思っていました。でも、次戦の通達は来ていないので、もう無理でしょう。一回戦のファイトマネーはきちんといただいたけど、俺は優勝賞金を狙っていたので残念です。まあしょうがない。僕からは何もできないですし。そういえば、ブラジルでやった2試合(2014年5月と7月のThe Hill Fighters)はファイトマネーすら出なかったんですよ。

── エッ!

郷野 大会の主催者と僕がブラジルで所属していたジムのオーナーが同じ人間だったんですよ。彼がジムを運営していたからこそ、俺は(現在、郷野のメイントレーナーである)ベンケイに出会えた。ベンケイがブラジルに呼んでくれなかったら、あのまま俺は終わっていたと思う。だから、これもしょうがないかなと割り切れます。引退するまでベンケイと一緒にやりたいと思っているので。

── ブラジルはどこを拠点にしていた?

郷野 グラマドというところなんですけど、南すぎて逆に寒いところでした。イタリアの移民が作った街で、ブラジルの中のヨーロッパと呼ばれていて治安は良かったですね。いまベンケイはリオのちょっと北の方にある、UFCに出ているエリック・シウバという選手がやっているジムに移ってトレーナーをやっています。早くそこに行きたいですね。ブラジルにはずっと住みたいと思っています。

── ポルトガル語の方は?

郷野 なんとか生きていけるレベル。買い物はできるけど、彼女はできないという感じですね(苦笑)。

── ところで、修斗でのデビューは96年なので、今年は21年目ということになります。

郷野 Sherdogだと95年や96年のトーナメント・オブ・J(ジャケット着用の総合格闘技トーナメント)も入っているので、何を持ってプロデビューとするかが問題。まあ、どっちでもいいですけどね。

── 同期は?

郷野 マッハ(桜井マッハ速人)。あと宇野(薫)君も修斗でデビューしたのは俺より半年くらいあと。年もひとつしか違わない。

── 同世代の選手が頑張っている姿を見たら励みになる?

郷野 ならないですね。どこで誰が頑張っていようとあまり変わらない。

── 人は人というスタンスですね。今回は郷野選手がプロデビューした時にはまだ小学生だった日菜太選手と闘うことになりました。

郷野 エッ、日菜太っていくつなんですか?

── ちょうど30歳です。

郷野 へぇ、まだ25歳くらいかと思いました。でも、30歳を過ぎてあんな喋りしかできないのか。まあ人のことだからどうでもいいけど。

── 日菜太選手といえば、左ミドルキックが代名詞です。

郷野 俺には当たらないでしょう。

── 日菜太選手は「僕の左ミドルを避けることはできない」と豪語していました。

郷野 お互いやってみればわかるでしょう。当たるかもしれないけど、俺には見えているので、ダメージを逃すことができる。

── かつて元ボクシング世界王者だった川島敦志さんが見せたスリッピングアウェイ(パンチが伸びる方向と同じ方に顔を背けるようにして受け流し、パンチをかわしたり、衝撃を和らげる高等テクニック)を思い出します。

郷野 瞬間的にズラすことはできるので、ダメージを蓄積することはないでしょう。

── プロモーションに提出したプロフィール用紙の得意技の欄には「ディフェンス」と書いていました。

郷野 昔からそうなんですよ。まあ、守っているだけだったらポイントはもらえないので(苦笑)、ポイントのとり方も考えています。昨年12月のシュートボクシングの坂本優起戦(郷野の判定勝ち)よりいい試合ができると思う。

── もうひとつの郷野選手の代名詞だったパフォーマンスやトークは?

郷野 最近はそれを発揮する場がない。この間の会見でもスイッチが入らなかったですからね。日菜太を相手だと張り合いがなかった。あんな奴を相手にするのは面倒臭い。自分が30の頃にはもう少しいろいろ喋れたと思いますけどね。

── 今日のトークは乗っていますね。

郷野 この間の会見なんか俺はビカビカの格好をしていったけど、日菜太は普通に電車に乗れるような格好で来ていたじゃないですか。人にジロジロ見られるし、駐車場から会見場所まで歩くのは結構恥ずかしかったんですよ。そういう思いまでしてわざわざ行ったのに、日菜太は普通の兄ちゃんじゃないですか。

── そういえば、会見の時に日菜太選手は「減量をしっかりやってください」と念を押していましたね。

郷野 それくらいしか言うことはないだろうなと予想していたら、本当にそれしか言わないんだから。本当にガキだと思いましたね(笑)。

── 別に郷野選手を持ち上げるわけではないけど、最近の立ち技の試合を見ている限り、MMAファイターがキックに挑戦するレベルではない。本職の現役王者に普通に勝っているわけですからね。

郷野 自分もそう思います。どっちが本職? いまとなってはどっちも本職ですよ。6年前に階級を下げた時には減量指導していた人と合わなくて、俺はボロボロになってしまった。簡単にいうと、慢性的な栄養失調になってしまったんですよ。半年間、女には全然興味がなくて指一本触れなかったくらい。それからブラジルに行って(心身ともに)戻ってきているという実感がある。ただ、とんでもないどん底を味わったことは確か。その差が今回の一戦に出ればいいかなと。試合だから勝たないといけない。自分はみんなを驚かせるものは持っていると思いますよ。

── 最後に年末のRIZINは気になる?

郷野 本当は去年中国の英雄伝説のトーナメントで優勝したらRIZINに出すという話をもらっていたんですよ。実際優勝したので、これで大晦日と期待したけど、話は来なかった。まあしょうがないですよ。当時俺の商品価値はその程度しかなかったわけですからね。またそういったところから声をかけてもらえるような商品価値をもう一度作らないと。

── 再構築する?

郷野 山本美憂もミルコ・クロコップも俺と同じ1974年生まれなんですよ。もうひとつ74年枠を広げてもらってもいいんじゃないですかね。もうひとつ、今回俺が日菜太に勝ったら、俺がブアカーオとやってもいいんじゃないですかね(微笑)。

○プロフィール
郷野聡寛
所  属:GRABAKA/Benkei MMA System
生年月日:1974年10月7日生まれ(42歳)
出  身:東京都東久留米市
身  長:176cm

 

(REBELSリリースより)


<決定カード>

70kg級 3分3回戦(延長なし) REBELSルール
日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS 70kg級チャンピオン)
郷野 聡寛(Benkei MMA System)

61kg契約 3分3回戦(延長2R) REBELSルール
イリアス・エナッシ(オトマニジム/エンフュージョン世界王者-60kg)
町田 光(橋本道場/REBELS 60kg級チャンピオン)

62.5kg契約 3分3回戦(延長なし) WPMFルール
前口 太尊(PHOENIX/J-NETWORKライト級王者)
スアレック・ルークカムイ(スタージス新宿ジム/元ラジャダムナンスタジアム フェザー級7位)

スーパーライト級 3分3回戦(延長なし) WPMFルール
加藤 剛士(ウィラサクレック・フェアテックスジム)
夢・センチャイジム(センチャイムエタイジム/MuayThaiOpen スーパーライト級王者)

REBELS-MUAYTHAI スーパーライト級タイトルマッチ 3分5回戦(延長なし) WPMFルール
ハチマキ(PHOENIX/REBELS-MUAYTHAI スーパーライト級チャンピオン)
不可思(クロスポイント大泉/RISEライト級チャンピオン)

65kg級 3分3回戦(延長なし) REBELSルール
中村 広輝(赤雲會/LEGEND-63kg級王者)
吉田 敢(ゴールデングローブ)

55kg級 3分3回戦(延長なし) REBELSルール
小倉 尚也(スクランブル渋谷)
中井 将史(リアルディール)

57.5kg級 3分3回戦(延長なし) REBELSルール
原島 モルモット 佑治(テッサイジム)
千羽 裕樹(スクランブル渋谷)

61kg契約 3分3回戦(延長なし) WPMFルール(肘なし)
大谷 翔司(スクランブル渋谷)
聖也(WSRフェアテックス西川口)

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