【ムエタイ】ムエタイで勝つための100の法則18~一流選手でもリズムが崩れると・・・~


ムエタイで勝つ為の100の法則18

~一流選手でもリズムが崩れると・・・~

昨日21日(木)のラジャダムナンスタジアム・ビックマッチ「スック ワンソンチャイ」のセミファイナルに、ムアンタイ選手が出場しました。

前回の「ムエタイで勝つ為の100の法則17」でも紹介しましたが、

昨日の試合でも、その”形容のし難い”ヒジでKO勝利。

本当に面白い戦い方をする選手です。

このブログを読んでくださる皆様はもちろんご存知だと思いますが、

昨年5月の「Wanchai+PK MuayThai Super Fight」で梅野選手に、ムアンタイ選手にとって生涯初めてのKO負けを喫しました。

これにはタイ国内でも大きな話題となり・・・、

「一体、この興行のプロモーターは誰だ!?」的な感じになりまして(苦笑)。

あの時の試合は、梅野選手が本当に上手に戦った結果といえばそれまでですが、

一流選手といえど、例えば、

気候の違い、

インターバルが1分か2分かの違い、

スタジアムの雰囲気の違い、

リズムの違い、

等々、ほんの些細な事で実力が発揮できないことがあるということです。

特に重要なのは、タイ人選手は往々にして、ムエタイの戦い方やリズムが身についており、

ムエタイのセオリーから外れるもの、つまり

ローキック中心の攻撃とか、

ボクシングようなフットワークとか、

変則なスタイルとか、

当たり前といえば当たり前ですが、セオリーにない戦い方や、自分のリズムに合わない戦い方をされればもろく崩れることも多いと思うのです。

いくら一流タイ人選手と言っても、足や手が4本あるわけじゃないんです。

息も上がるし、ハートも折れる。みんな同じ人間なんですから。

その意味で、ムアンタイの苦手なパンチを当て続けて、そこからKOに繋げた梅野選手陣営はうまく戦ったということです。

手前味噌で恐縮ですが、

現役時代、所属していた名古屋JKFの小森会長の対タイ人戦略は本当に見事でした。

その根幹は、

一瞬たりともリズムを合わせない、こと。

私自身はうまく体現できなかったけれど、後輩の鈴木秀明(現ストラッグル会長)はこの戦い方で当時ムエタイキラーと呼ばれましたね。

現在は、日本人選手も技術レベルが上がり、タイ人と同じリズムで戦うことのできる選手も増えています。

ただし、もちろん、ですがそれだけではやはり勝てない。

相手のリズムやセオリーを打ち破る何か、が必要です。

その何か、はそれぞれが見つけ出すことですが、何千回何万回と繰り返す練習の中で、ヒントが見つかるかもしれませんね。

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7月18日(月)ラジャダムナンスタジアム「スック ソーソムマイ」メイン、ペットウトーンvsバンプリーノーイ戦。

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